ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロ伝統工芸を纏う。来場者を驚かせる職人技の凄さ。ご協力くださった京を代表する方々

2019-06-13 | イベント

中日になって「ミモロ伝統工芸を纏う~京の職人さんたちによる、本気のミニ振袖づくり展~」。
 
来場者をうならせる、見事な技を施したミモロの小さな振袖と訪問着。
その製作に関わった作家・職人をご紹介します。

まず、図案を描いてくださり、本友禅の染めをしてくださった、友禅作家の黒田庄七郎さん。

創業明治3年の西陣織卸問屋「黒田庄商店」の七代目として京都に生まれ、同志社大学卒業後、本格的に染色の道へ。日本染色学園染色学科研究科、京都市立染色試験場デザインコース・ゆうぜんコースを卒業後、ろうけつ染めを中井一省氏、友禅染をそめのざ玄才氏のもとで、約10年修業。その後、独立し、友禅工房「憧玄工房」を開く。日本染織作家協会などの展示会で、さまざまな賞を受賞。
 
「すごく素敵な図案をミモロのために描いてくださって、それをなんと3回も蒸す、本格的な友禅染の工程で染めてくれたの~すごいでしょ!」とミモロ。4年ほど前から親しくお付き合いをさせていただき、雛人形や武者人形飾りをなさる時、お手伝いにいって、頼朝の馬に乗せてもらったり、本当にかわいがっていただいてるのです。

金彩は、京もの認定工芸士の上仲昭浩さん。
、そしてところどころお父様
若手の優れた職人の証、京都府認定の「京もの認定工芸士」。伝統工芸のコンクールなどで多数受賞。金彩の世界を、多方面に広げた作品づくりが注目されています。

 
「すごい金彩の技がいっぱいミモロの振袖に施されているの~。金彩をしない部分をマスキングテープでカバーする技も、職人さんには当たり前の技かもしれないけど、ミモロなど一般の人には、ビックリするすご技なんだよ~」とミモロ。

友禅の装飾技法の「京繍(きょうぬい)」は、京繍作家の長艸純恵先生にご指導いただきました。

伝統工芸士の刺繍作家、長艸敏明先生と共に、夫婦で、能衣装をはじめ、さまざまな製作活動を展開。世界的に知られるお二人なのです。
「すごい長艸先生のところにお願いに行ったの~」と、みんなに言われるミモロ。そう、長艸先生は、NKHで特集されたり、京都の伝統工芸を代表する方のです。
「あのね~ミモロ、東京にいることから、先生をお付き合いがあったの~」。実は、ミモロとは、かなり長いお付き合いなのです。そのご縁で今回、ご指導いただきました。京都の人にとっては、なんとも大胆なことなのだそう。

ミモロに会いに来てくださった長艸先生。「この展示、素晴らしいから、絶対、今回だけで終わらせないで、京都以外の場所で、伝統工芸のことを知ってもらうようにしなくちゃね~ミモロちゃん!」と励まされました。

八掛は、草木染めをなさる気谷麻由子さん。
草木染めの作品は、京都の有名和装小物店に並びます。
「ミモロの着物用に、玉ねぎの皮で染めてもらった絹の生地を八掛にしてるの」とミモロ。

そして、仕立ては、ミニ着物作家の赤塚靖枝さんです。

和裁専門学院を卒業後、創作人形作家の赤阪瞳氏に師事。人形作家としても活動なさっています。
「ミモロの着物、小さいから、半返しっていう、手間がかかる縫い方でしてるんだって~。人間の着物みたいに、仕立てられてるの~」とミモロ。染めのためのミモロの型紙をはじめ、草履、長じゅばんなども作ってくださいました。


本友禅の技で作られたミモロの振袖と訪問着。

本当に、素晴らしい技を持つ方々によって完成した、世界に1枚だけの着物です。
そのすばらしさは、実際に目にしないと実感できないかも・・・


ご来場くださいった方々は、「すごすぎる~」「これほどやるとは思わなかった~」「こんなミニ着物みたことない~」と絶賛。
  
         

ご来場くださったみなさんまの笑顔がいっぱいのミモロのイベント。どうぞゆっくりとご覧いただければ幸いです。

16日日曜日まで、四条堀川近く「京空間mayuko」で開催中です。 


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