15日は、「祇園祭」の宵々山。ミモロは、祭りの夜を楽しみに、鉾町へと出かけました。
まず向かったのは、「杉本家の屏風飾り」展です。
江戸時代の京都の商家の暮らしを今に留める貴重な建物。通常、建物は一般公開されていますが、「祇園祭」の3日間は、貴重な屏風が公開されます。俵屋宗達の「秋草図屏風」が公開されていました。
建物の中に入ったミモロ。「わ~大きなお家~。お部屋いくつあるんだろ?」。座敷には、夏の風情を感じさせるお軸やお花なども飾られています。ここは、撮影禁止なので、ミモロの話で想像してください。
「あ、これが俵屋宗達の「秋草図屏風」だ~。思ったより小さい屏風だ~」そう、高さ1.2メートルほどの屏風です。
「あざみ、ススキ、小菊、桔梗・・・いろんな秋の植物が描かれてる~。さすが素敵な風情だよね~」と、屏風のそばで、秋草を観賞。
浴衣姿で、裸足のミモロ。「ここに入るときは、靴下履かないといけないんだよね」と、持参の靴下を履いています。京都の夏、観光客の多くは、サンダルなどで素足の人が多いのですが、お寺やお座敷に上がるときは、靴下を持参しましょう。これマナーのひとつです。玄関で素足に靴下を履く人は、気遣いがある人として、好感が持たれます。
「杉本家」を後にしたミモロは、その前に建てられている「伯牙山(はくがやま)」を見学。
会所の飾りを楽しみます。
会所の中に飾られる山を飾る品々も、素晴らしい美術品。ここでは江戸時代のものと言われる中国風の段通が見事です。
「あ、ここにもヒオウギのお花…」
「祇園祭」のシンボルともいえる花のヒオウギは、どこの山鉾の会所にも飾られているのです。
「これも厄払いの意味があるんだって…」
町家を開放し、屏風などを飾るところも。
昔からの京都のおもてなしのひとつです。
次は、「芦刈山」へ。
「あ、ライオンの段通・・・」そう、ここは、動物をモチーフにした胴懸が楽しめます。
「昔の人、ライオン見たことないはず~」と思うミモロ。「祇園祭」の山鉾に飾られる絨毯は、世界的に注目される貴重な美術品です。鎖国をしていた日本に、どうやって渡ってきたか、いまだに謎が多いのです。
ほとんどが、中国やアラブ、ヨーロッパからはるばる日本にやってきた品々。大切にそれらを守り続けた京都です。
ここの会所にもいろいろな飾りが・・・
「ほんと美術館みたいだね~」
この夜、ミモロは、堀川通に近い山を見学しました。
「ここら辺は、比較的観光客少なめなんだ~」
すでに烏丸通、四条通は交通規制が敷かれ、車、バスの運行ができない状態。大きな山鉾がある新町通や室町通は、出店も多く身動きできない状態です。小さなミモロは、押しつぶされる危険があるので、今回は、そこを避けることにしました。
「あっちにも提灯が灯ってる~」
ミモロは、油小路通へと進むことに。
「太子山」では、子供たちが粽やお守りの歌を歌っていました。
ここは、聖徳太子をお祀りしています。「知恵をいただくご利益があるんだって~。ボケ防止にもなるかもね~」とミモロ。
夜9時を過ぎても人出が引くことはありません。
子どもたちも祭りの夜は、夜遅くまで起きていてもいい、楽しい夜。
ミモロも、まだまだ眠くないよう…。
「だって、祇園祭だもの~」。3連休に恵まれた今年、夜といえども、飲み物、タオル、団扇や扇子などは必須アイテム。くれぐれも熱中症にご注意を…。
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