ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

福徳自在、金運成就、身体健護、家内安全のご利益!「六波羅蜜寺」の初稲穂と皇服茶。

2012-01-05 | パワースポット
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清水寺につづく二寧坂にある「御所人形 島田耕園」を訪れたミモロは、そのご主人から「『六波羅蜜寺』で稲穂を頂けますよ。ぜひ行ってみてください」とのアドバイスを。そこで、急いで坂を下り、祇園のそばの『六波羅蜜寺』へと向かいます。


京都の神社やお寺では、元旦から15日ごろまで、さまざまな行事が目白押し。特に10日の初ゑびすまでは、正月ムードにあふれます。

ミモロが向かう『六波羅蜜寺』は、天暦5年(951)に、醍醐天皇の第二皇子で、後に出家した空也上人により、開創された西国第17番札所。空也上人は、諸国を廻り、庶民を救う教えを広めると共に、道路や橋の整備などの社会事業にも貢献しました。阿弥陀聖などと称され、念仏を唱えることで、多くの人々の心を救った上人です。

ここ『六波羅蜜寺』には、その空也上人のお姿を映した鎌倉時代の運慶の4男康勝の作と伝えられる「空也上人立像」(重要文化財)が安置されています。また、「平清盛座像」(重要文化財)もここに。


お寺に到着したミモロ。
「稲穂ってなんだろ?」と、境内の中をウロウロ。「あのー稲穂ってなんですか?」とお寺の方に尋ねます。

「あ、『福徳自在初稲穂』ですね」と、俵や瓢箪、絵馬や鈴などたくさんの福飾りが下がった稲穂がミモロの前に。


「わースゴイ!いっぱい福が下がってるー」。
この『福徳自在初稲穂』は、その名の通り、自分が望む福徳を自由自在に稲穂に下げることができるもの。
正月の三が日に、先着2000名に束ねた稲穂の部分が無料授与され、それに福飾りを購入して、自分のための福徳稲穂を作り、家に飾り、1年の福を願います。

「では、ミモロさんの福を願って、稲穂を授与します」と、初稲穂を頂き、すごく嬉しいミモロ。
いただいた稲穂を担ぎ、お寺の奥へと進みます。

「まずは、お参りしなくちゃ!」

本堂の御本尊、十一面観音(非公開)は、出会いをもたらす「縁結び観音」といわれるありがたい仏様。「たくさんいいご縁がありますように…」と真剣にお願いするミモロです。
*2012年秋には12年ぶりに開帳の予定が。

本堂の前には、「皇服茶(大福茶)授与」を告げる看板が。これも三が日だけ頂けるお茶。

そもそも、「皇服茶」は、京都に疫病が流行した折、空也上人が茶をたて、その中に梅干しと昆布を入れて、病人に授けたところ、たちまち病気の蔓延が鎮まったことに由来するもの。そのありがたいお茶を伝承。無病息災の「皇服茶」として、正月の三が日に授与されます。(有料300円)ミモロの前に運ばれたお茶には、小さな梅干しがひとつと、塩昆布が少々入っています。
「梅の酸味とお昆布の旨みが溶け合って、なかなか美味しいお茶だねぇー。キャ!お守り付なんだ。すごく得した気分…」と。

「『福徳自在初稲穂』と『皇服茶』を頂いて、もっとしあわせになっちゃうもんねぇ」とミモロ。


また、いっそうの金運を望む方におすすめなのが、境内の奥の弁財天。

入口には、小さなザルがあり、この中に、お金などを入れて、弁財天の前の水で清め、金運を願います。
ザルには、小銭やお札だけでなく、最近は、クレジットカードや銀行のカードをいれる人もいるそう。500円を納めると、お清めしたお金は、お守りとして黄色の袋に入れてくれます。それを金庫などお金をためる場所に安置すると、仲間をたくさん引き寄せるそう。さらにいつも身近にある携帯電話やお財布に付けるストラップも頂けます。ストラップの先は、金の袋の形。そこに小判や打ち出の小槌、小さな鈴が付いて、なかなか豪華。


「わー。絶対、今年はいい年になるね!こんなにいっぱい福徳のお守りいただいちゃったもの!」と、
ミモロは、ウキウキしながら、『六波羅蜜寺』を後にしました。


*『六波羅蜜寺』の詳しい情報は、ホームページから。
今年のNHK大河ドラマは「平清盛」。ここ六波羅は、清盛と縁の深い場所。今年、注目されるお寺のひとつです。



コメント (2)
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