ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの京都町歩き。伝統の紋様をモダンなバッグや小物にした「seisuke88」へ。

2011-07-29 | 旅行
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京都は、伝統と革新が融合する町。
また最近、素晴らしき伝統が、新しいモダンな姿になりました。
それが、三条通の木屋町近くにあるオリジナルのバッグや小物を扱う「seisuke88」です。


「あ、ここだー」
ショップの中を覗くミモロです。

そして、「なんか素敵なものがたくさんあるよ。早くいっしょに入ろうよ」

と誘います。

ショップの中には、カラフルなバッグや小物がいっぱい。


「いろんなデザインがあるんだねー。すごくモダンな感じ」と棚に並ぶ品々をひとつひとつ見て回ります。


「いらっしゃいませー。ゆっくり見てくださいね」と、やさしい笑顔のスタッフ。


「あのーここのデザインは、だれが作ったの?」とミモロ。
と、そこに登場したオーナーの高橋聖介さん。
「seisuke88」についてお話を伺うことに。

「ここにあるバッグや小物などのデザインは、実は、今から約150年前の明治時代のもの。
京都画壇の優れた日本画家が、新感覚の図案を描き、それで帯などを西陣で作ったんです。

西陣に友人がいて、そこの蔵を開けるから見においで、と誘われて行ったところ、
蔵の中から、当時描かれた図案集や帯のハギレが出てきたんです。

そのデザインが素晴らしくて、その図案をもとに、今の感覚に合う色に変えたり、
紋様の組み合わせを工夫して、新しい感覚の布地を作り、それを使ってバッグや小物を作ったんですよ」

「えー、このデザインって明治時代のものなの?
すごーくモダンで新しい感じがする!」とミモロは、びっくり。

高橋さんは、65年続く洋服地の仕上げ工場の三代目。そのノウハウを使い、さらに
若いデザイナーなどと組み、今のライフスタイルにマッチするデザインに
明治の紋様に、新たな息吹を吹き込んだんです。

今、このデザインは、日本だけでなく、欧米でも注目され、
さまざまな企業とのコラボレーションが次々に展開されています。



「あ、これ、おしゃれだね。秋のファッションにいいかも・・・」

あのね、ミモロ、それは襟巻ではなくて、髪に止めるシュシュよ。

「このバッグも軽くて、すごく持ちやすいよ」


「わーポーチなんかも、いろんな種類がある、どれもいいセンス。迷っちゃう・・・」

また、ミモロはあれこれ迷っています。

店には、布を使ったインテリアも展示。

「ヨーロッパのホテルのインテリにも使われたんだって・・・。
オリエンタルの雰囲気だけど、色使いやモチーフのアレンジがモダンだから
洋風な感じもするね」すっかり寛ぐミモロです。

布地の販売もあり、
「ミモロのお洋服もここの生地で作りたいなぁー、きっとかわいいと思うんだけど・・・」
想像が膨らむミモロです。


「京都生まれの、京都育ち。ほんと京都っていろいろ素敵なものがあるね」

旅のポイント:seisuke88京都市中京区三条通河原町東入る 電話075-211-7388 営業時間:11:00~20:00 月曜休み
オンライショッピングも可能。京都を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいお店。
女性ものだけでなく、男性が持てる小物などもそろっています。



コメント (2)
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