michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

私がお掃除したくなるワケはね、

2015-02-04 07:42:51 | 暮らし

私は、職場でも住まいでも、自分の仕事・役割のほかに

なんとなくお掃除にも気がいく方みたい。

それは、

そういうことは聴こえなくても出来るから、という面もあるけど

聴こえていた頃からのこと。

 

色んなことがあったけど、20才の頃、下宿はじめた時のことが一番の原点になったと思う。

駅から近く、4畳半だけど、当時でも安い方。

ただ、古くてあんまりきれいじゃなかった。手入れしてこなかった感じ。

  前の住人は、あんまりお掃除してなかったみたいね。。

小さな台所が付いてて、高い所に棚があり、椅子に上ってみると、

その奥に、小さな靴が片っぽ。 あら、こんなとこに。

  年少くらいの子がいたのかな。

  親御さんは、忙しくてお掃除どころじゃなかったのかもね。

そんな風に思えてきた。

  それじゃ、今からきれいにしていこうじゃないの。

気が入っていって、少しずつ

住み心地良いように整えていけるのが嬉しかった。

  お金かけずに、自分なりにね。

また、そんな風に気付いて気持ちが切り換わったのが

すがすがしい気分だったのを、よく覚えてます。

 

トイレは共同。

あんまりお掃除してないようでした。

とにかく自分は ある程度清潔なトイレを使いたいので

自主的にお掃除した。

せっせとこすっていると、便器のこびりついた汚れなんかも落ちてくる。

きれいになってくると、

   やっぱ、こうでなくちゃね~ と、

他の住人にも快適に使ってもらえるようにという気持ちも出て来た。

そしたら階下の大家さんが、見ていてくれたようで、

時々おかずをお裾分けしてくれたり、

庭にバイクを駐車するのを快く許してくださったり。

とても良くして頂いて、質素な暮らしながら

 やさしさとか

 心の豊かさとか、

そんなのが広がっていった感じ。

          

そんな若い時の体験が、この体の底に流れているような

気がするんです。

ま、この頃は ぐうたらになってきて、

ナカナカ腰が上らないってことが多い。

体力もおちてきて、

やれるだけのことしか 出来ませんけどね。

でも、こうして想い出しながら書いていくことで、

あの体験が また大切に思えてきました。

 

 

 

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