michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

『チベット大運搬』 人として尊敬     〔TV〕

2010-11-23 06:44:34 | Weblog

おとといのNスペは

『 天空の一本道
     ~秘境・チベット開山大運搬~
 』。

自給自足の秘境の村。

雪のない2ヶ月の間、必要な生活物資を

担いで運ぶのです。運搬隊を組んで4000m級の峠を越えて。

 その辺りの酸素は平地の6割程度とか。

 天候が良ければ、片道3日という。

急斜面をツルハシなどで削っただけらしい山道で、

人も馬も一列でギリギリの幅。

足元は断崖絶壁の、でこぼこだらけの山道。

  (これ、ハイビジョン。大きな画面で観たりしてたら、

   観ているだけで冷や汗が出てくるでしょう。)

 

まさに命がけで、

タンスや、ガラスの入ったサッシ枠、洗濯機まで担いで行くのです。

 履物は、ふつうのズックや長靴。もうドロドロ…。

 川があればその流れの中をズボンまで濡らして進んでいく。

 

  私は、もう ただただ 驚くばかりでした。

 

結婚すれば、大きな食器棚も背負って運び、

子どもが生まれれば、大きなテーブルを。

村に電気が来るようになったので、テレビを、洗濯機をと運んでいく。

『一つひとつ担いで来ることで、家族の幸せを積み上げていく。』とナレーション。

 

そのリーダー(30代前半の男性)は、こう話しておられました。

  『一生、この大運搬を続けたいんだ。

  塩とお茶さえあれば生きていける。

  唯一の望みは、馬行道を整備すること。

  馬4頭持っている、それで満足だ。』

何の迷いも不足もないようで、シッカリと地に足つけて生きておられる。

 

 

  録画したので、もう一度じっくりと観てみました。

なにも、そんなタイヘンな思いをしなくても、町に出て暮らせば…と言う人もいるかもしれない。

文化レベルが、生活水準は…、という声もあるかもしれない。

 でも私の心には

    尊敬の念が湧いてきました。

 

コメント
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