michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

「負けてたまるか」のおばあちゃま☆   〔ひと〕

2010-10-21 07:42:20 | Weblog

実家から帰途についたとき、
こんなことが。


母とバス停で並んでいたら、
次に並んできたおばさんが、何か私に話しかけてきた。

言っていることは、ゼンゼン聞き取れないけど、

視線の先は、私のキャリーバックあたり。
雰囲気は、何か世間話の様子。

そういうのだったら、
筆談器を取り出して書いてもらったりしなくても、
母と話してもらったら良いのではと思って、

「ごめんなさい、聞こえないんです」と、耳を指差し、
目で母に助けを求めました。

それで、母と色々いっぱい話が始まり、
時々、母が私に要点だけ ゆっくり通訳してくれました。

それによると、
そのおばさんは、
「そういう 引いていくバックは、ラクですか?」と訊いてきたのだとか。

いつも、お米を10kg買って(5人家族なので)、
リュックで しょって持ち帰るから、と。

70代だけれど、
他にも、色んなことをバリバリこなしておられ、
タイヘンでも
「負けてたまるか」と頑張っちゃうそうな。

   まったく、すごいおばあちゃまです。




            



一人になってから、改めて自分の 聞き方 を見直してみました。
その時その時、いろんな状況があるけど、
雰囲気などから「こういうような話をしておられるらしいね」と推測する。
そんなことが多いみたい。


あんな風に、
ひと言聞き取れたり、通訳してもらったりしたら、
それを手がかりに、
その方面を展開して想像する。

そういうのも無ければ無いで、それなりに――。

私は目は一応見えるし、
感じたり想像したり、ってことが出来るよね。


聞こえない(聞こえづらい)ことで、日々イロイロあるけれど、
やっぱり
自分なりに、それなりにやっていきたいと
改めて。


  無人島や山奥では孤独すぎるよねー。 


コメント
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