michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

素晴らしかったです『ゆずり葉』   〔聴こえ〕

2009-08-02 09:36:05 | Weblog
きのう行ってきました、雨の中。


高速バスは、いつも
最前列の左側に座るんです。

もし事故があったときは、危ないかもしれないけれど、
広々とした風景が展開していくんだもの。


ちょっと先は、すごい霧で、水墨画の世界。
重なる山々の、二重までは見えるけど、
その向こうの山までは霞んで見えない。

近くの山からは、霧が白く立ち上り、
まるで湯気みたいでした。




観客も、受付の方も、
手話を使う方が多かったですね。


映画『ゆずり葉』、
(予告編が、ここで観れますよ。 ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=WcKdAbRQrPk)


とっても素晴らしかったです。
泣けました。
あちこちで、涙をぬぐっておられました。

(こういう映画って、‘ふつう’の映画みたいに、
 映画館で上映して、DVDレンタルで、
 ってわけにいかないんでしょうか…?

 たくさんの人に、観てほしいです。)



でもね、
初めのあたりでは、

私の心に浮かんだ気持ちは、2つあって、
ひとつは、こんな感じ。

  やっぱ、聾と難聴は ちがうよね…。


聴こえるでもない、聴こえないでもない、
中途半端。


映画が始まる前の、難聴協会の方の挨拶も、
手話。
通訳は、マイクを通した声なんです。

私は、なんとなく聴きとれたものと、
部分的に分かった手話で、
お話の大まかな辺りは把握できましたが、

こういう所でも、やっとナントカ…
って感じなのよね、
って思っちゃいました。


(マイクの通訳の方が、こちらを向いて、
 口の動きを見せてもらえれば、
 かなり分かりやすかったと思うんですが。)



もう1つの気持ちは、

  こんな風に積極的になれない人もいるのよね。。

――そんな横着なことで、どうする!

と、お叱りの声が聞こえてきそうですが。。。



それにしても、
この早瀬監督は、初めてとは思えない、
すごい人だと思いました。


聴こえづらい難聴の人 
を主人公にした映画を
作ってもらえませんか?
ってお願いしてみようかしらん。。
コメント (4)
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