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障がい者の世界的な人権運動「WeThe15」が始動~東京パラリンピック開幕を前に

2021-08-21 00:25:22 | はじまりの出来事
デルタ株が猛威を振るうコロナの感染者は日本全国で一日あたり25000人を超え、今も増え続けています。
私の周りでもポツポツと感染者が出始め、感染爆発の危機がもうすぐそこまで来ていることを実感しています。

そうした中で開幕目前に迫ったパラリンピックも無観客開催となり、国立競技場に行ける可能性もあえなく消滅・・・
初めて体験するパラ陸上のライブ感をずっと心待ちにしてきましたが、こればかりはどうしようもありません。

そして、パラリンピック開幕を目前にした昨日、世界的な人権運動である「WeThe15」が新しく立ち上がりました。
これは、複数の国際機関が団結して、スポーツを通して障がい者差別をなくそうという画期的な人権運動です。

世界人口の15%を占める12億人の障がい者の生活変革を目的に、世界的なムーブメントを目指していて、
社会生活上進むバリアフリーに対して遅れをとっている、人の心にあるバリアを取り払っていくことが最大の目標。

具体的には、今回のパラリンピックを皮切りに、2030年までに年1回以上の大規模なスポーツ大会を開催し、
人々の注目を集めることで、あらゆる人がその個性を発揮してポジティブに活躍できる社会づくりを進めていく・・・

スポーツ、人権、政策、ビジネス、芸術、エンターテイメントの連合として、大きなムーブメントとして発展させて、
誰もがその立場になる可能性があることを認識しつつ、障がい者のことを思いやる機会となればいいですね。

私も病気で緊急入院・緊急手術した時には「このまま車椅子での生活になるんだ」と意識した瞬間がありました。
今でも痺れたままで脚力の弱い左足と慢性痛の背中と肋骨の後遺症を抱えた体とは多分一生の付き合い・・・

それでも、3週間入院した整形外科病棟で知った事故の現実に比べたら、まだ仕事が出来ているだけまし・・・
アッピアも言っていたように突然そっちからこっちの世界に変わる・・・誰にでも起こり得る「紙一重」

息子が小学校4年生の時の担任の先生が、競泳のパラリンピアンとして大活躍した成田真由美さんと友人で、
その縁から学校で行われた講演を聞きに行ったことがあります。

彼女は、アトランタ、シドニー、アテネ、北京の4大会に連続出場し、何と通算15個もの金メダルを獲得・・・
日本でパラリンピックをメジャーにした最大の功績者であり、今回のオリパラ組織委員会の理事も務めています。

私にとっては、初めて偉大なパラリンピック選手と会い、その言葉をじかに聞く貴重な体験となりましたが、
パラリンピック精神の「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」を強烈に感じた瞬間でした。

東京オリパラの共通テーマの一つが「多様性と調和」ですが、人種、肌の色、性別、性的指向、障がいの有無、
そういう違いを一人ひとりの個性と認識し、お互いに認め合い尊重すること・・・それを実感できるのがオリパラ。

パラリンピックの開会式では、「WeThe15」を紹介するコーナーも設けられているようなのでそれも楽しみに、
またこの2週間は、パラリンピックならではの独特の競技の世界にどっぷり浸ります。

その間に不快な蒸し暑さと、それ以上にコロナ感染の広がりが減少していくことを願いつつ・・・

2021年8月20日


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