波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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息子が無事に「カナダから帰国」~この8ヶ月がすっ飛んでまるで一夜の夢のよう・・・

2020-04-03 23:58:26 | 嬉しい出来事
先週の土曜日の夜、留学が中断となった息子が8か月ぶりにカナダから帰国しました。
今は自宅待機中ですが、これだけ世界中が鎖国状態になると、とりあえず今無事に家にいることが何より・・・

エア・カナダが翌日からのトロント-羽田間の運航を停止したため、結局ギリギリ最終便での帰国となりました。

当日は16:55到着予定で、17時頃から2時間近くもずっと待っていましたが、なかなか出て来ないため、
体調が悪いのだろうか、まさか今話題のPCR検査でも受けさせられているのだろうか・・・と心配していたら、
「俺、今空港の出口にいるんだけど、どこにいるの?」と息子からの電話・・・

何で自分の息子を見落としたんだろう・・・もしかして8ヶ月でかなり風貌が変わったのだろうかと思っていると、
やっと会えた息子は、ブルーのパーカーのフードを頭からどっぷりと被り、まるで車に乗り込む逮捕者のよう・・・

☆「こっちは出てくる人を顔で見分けてるんだから、フード被ってたら見分けつかないよ・・・」
★「だって、なんか寒いしこの方が気持ちいいから・・・」

再会した息子との最初の会話がこれ・・・8ヶ月ぶりなのに何でこんなに普通の会話なんだ・・・?
「お帰り!色々と大変だったね」などと言おうかと思っていた段取りは一気に崩れ、それからはもう日常会話・・・

そして、フードを外させた息子の顔は旅立つ時のままで、背も少し伸びたくらいで変わらず、太ってもなく、
拍子抜けするくらい8ヶ月前のまま・・・

見た目が変わっていないとこの8か月間がまるで嘘のようで、やはり部活の合宿から戻って来た感じ・・・
旅立ってからしばらくは部活の合宿に行ったような感覚でしたが、帰って来た時も全く同じ感覚でした。

やはり家族というのは意識で繋がっているのか、離れていても一緒のような不思議な感覚なのだなあと思います。

その後、公共交通機関を避けて二人ともマスクをしてタクシーで帰りましたが、車中ではずっと喋りっぱなし・・・
家に着いたのは20時くらいでしたが、その後も寝るまでずっと喋りっぱなし・・・

日曜日だった翌日もずっと喋りっぱなしで、翌々日の月曜日も私が朝家を出るまで喋りっぱなし・・・
お互いに8ヶ月間の空白を必死で埋めるように喋り尽くしました。

「俺、カナダに行ってたんだよね?」「なんか夢みたいなんだけど・・・」
息子もすっかり部活合宿からの帰宅気分で、一気に日常に戻ったようです。

あれから1週間経ちましたが、息子はまだ自宅待機中で、私も今は午後は毎日在宅勤務のため、
帰国後は二人でずっと長い休日を過ごしているような感じです。

それにしても、帰国が決まった時点ではまだ感染者が少なかったカナダも、今はもう10000人を超えました。
現地の新学期開始予定も5月まで延びていて、外出自粛要請もあり、帰国前も2週間ずっと家にいたようです。

万が一残ることが出来たとしても自宅待機状態では意味がなく、悪化する状態に心配が募るだけなので、
こうやって無事に帰国できて良かったとつくづく感じています。

そして、紆余曲折の留学体験となりましたが、息子にとっては8か月間の貴重な経験は何物にも代えがたく、
これからの人生に大きな影響を及ぼすのだろうと思います。

留学中の面白い出来事を書きたくてうずうずしますが、それはまた改めて・・・
今は、早くごく当たり前の生活に戻れることを願いつつ、また息子との日常を楽しんでいこうと思います。

2020年4月3日


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