波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「生き切る」て?

2012-07-08 16:24:50 | 友人たち
昨日は七夕でしたね。天気はあいにくで星空は見えませんでした。
私は、先日旅立ったがん友さんとお別れしをてきました。

私より少し年下の彼女、人が大好きで、何より人間関係を大切にしたい、と言っていたとおり、
たくさんの人がお見送りに足を運んでいました。

ご主人の最後の挨拶の言葉が印象的でした。

「・・・四十数年という決して長いとはいえない人生を、精一杯駆け抜けていき、きっと充実した
 人生だったと信じています・・・」

病状が厳しい局面になり、主治医もさじを投げても、あきらめずに自分の足で治療法を探し転院して、
納得の上でリスクの高い化学療法を受け、一時は元気に家族旅行が行けるまでに回復しました。
そんな彼女の闘病姿勢は、自分のモデルケースとなりました。

好奇心旺盛で、どんどん好きな事にチャレンジして、生きることを楽しんでいたようでした。
最後の1ヶ月ほどは、どんな状態だったかはわかりません。苦しく辛かったことも多かったと
思います。でも家族に囲まれて、穏やかな時間もたくさん過ごせていたと信じます。

今は、彼女がそんなに遠くにいる気がしません。私の心の中に生きていてくれるからでしょうか、
それとも、自分が近い将来そちらに行くと思っているからでしょうか。
お子さんを残して亡くなりました。ランドセル姿をどんなに楽しみにしていたことでしょう。
どんなに無念だったでしょう。今は、彼女の思いに心を寄せることしかできません。
たくさんの想い、メッセージを残した彼女。
人生を生き切るとはどういうことかを考えさせれました。

   自分はどんなメッセージを残せるのだろう。
   「生き切る」にはどうすればいいのだろう。
   家族を残して死ぬ、てどういうことだろう。
   「死ぬ」て何だろう。
   「命」てなんだろう。

時にはにわか哲学してもいいよね。彼女を通していろいろ考えてみたい。
まだたくさん話がしたかったな・・・。
またいつか会えるね。




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コメント (15)
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