『紅霞後宮物語』の最新刊・第十一幕が発売されたので早速一気読みしました。
皇后・関小玉と女官たちは離宮へ休養に行き、新しい妃・茹仙娥の懐妊によって皇帝・文林との溝が深まっていく中、関小玉が自分の老いと文林に対する感情を自覚していくところが切ないですね。
後宮内の力関係も徐々にシフトしていき、だんだん小玉の立場が危うくなっていき、きな臭い空気が流れます。
隣国庚と寛では不審死に続く政変が起こります。
場面の移り変わりが割と多く、本編第十幕を読んでから時間が経ってしまっているので人間関係が分からなくなって少々混乱をきたしてしまいました。
全体的に話の流れも悪いように感じました。
最後になってようやく陰謀が表面化し、小玉がピンチになったところで「次巻に続く」になっていたので、一応次巻も気になるわけですが、あんまりワクワクしないですね、もう。残念。