懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み  寄島

2011年12月08日 | 古い町並み
岡山県寄島町(現在は浅口市)の港にあったニシン倉と船着き場の写真をお送りします。
この写真が現在はどのあたりかわかりません。一度写真を持って周囲の山の風景から想像するしかない。科捜研の女の沢口靖子さんに頼めば「一致」とすぐわかるかも知れない。

現在は海岸線も埋め立てられ旧道から100メートル沖に新道が走り港が造られている。
沖に三郎島というのがあったが今は埋め立てられ陸続きになっている。
当初、干拓地は農業用地にする予定であったが米余りで工業用地として誘致に切り替えたがすでに高度成長期を過ぎていたので空き地が多い。昭和58年に完成

沖合は貯木場になっていて大量の外材が浮かんでいた。
川や河口は貯木場にされる事が多かった。
貯木場にすると川や海の流れが悪くなり、材木の皮が落ちて魚介類が棲めない環境になる。
塩水に浸かった木材は錆の原因となり釘や金具の強度低下にもなるので嫌われた。
現在は貯木場の風景を見る事はなくなった。
貯木場の風景も昭和の風景であったのかもしれない。
私は残念ながら貯木場の写真は撮影していない。

港の脇のニシン倉は綿の栽培のための肥料にするため北海道から船で運ばれた。
ニシンを保管するための倉です。
本瓦葺きでナマコ壁の江戸時代か明治の建物と思われる。







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