懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  筑豊線若松機関区

2011年11月15日 | 蒸気機関車
筑豊線若松駅は筑豊炭田で採掘された石炭を若松港から積み出していた。
折尾と若松の鉄道開通が明治24年、複線化されたのが明治29年といかに石炭の積み出しが多かったかがうかがえる。
しかし、それでも川船での輸送の方が倍あった。
川船での運搬風景は世界記憶遺産に登録された山本作兵衛氏の絵にも描かれている。
NHKのアーカイブ、新日本紀行ふたたびで鉄道による若松の石炭の積み出し風景が放映された。
撮影されたのは昭和47年、「ごんそう」と呼ばれる沖仲仕が石炭の運搬をやっていた。しかし、モッコを担いでの時代ではなかった。かなり機械化が進んでいた。
そんな風景や蒸気機関車も映像にはでてきた。

私が撮影したのはそれより少し前であろうか。
機関区にいた蒸気機関車も客車用のC55形、客車、貨物に使われたD50形、8620形 貨物用の9600形が見える。
D50140は京都梅小路の鉄道記念館で保存されている。
鉄道写真も一か所に半日も滞在する事なく次へと移動する。週休一日制の頃、有給休暇も少なく厳しいスケジュールだった。

一日時間があればもっと違った角度の写真が撮れたかと思うが、時間があっても大した写真は撮れなかったと思う。写真は本人の思考レベルの写真しか撮れない。知識も経験も先を見通す事も出来ない若輩者には難しいものだとおもう。

8620形蒸気機関車


9600形蒸気機関車


C55形蒸気機関車と給水槽、石炭ホッパー


D50蒸気機関車 梅小路で保存


D50蒸気機関車


C55形蒸気機関車と機関庫、横まではレンガ積み、上は木造、こんな黒くくすぶった風景が懐かしく好き


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