菅(すが)さんが自民党の総裁になられた。
自民党も親の七光りばかりでないのだ。努力と工夫でのし上がった人もいるのだ。
その名前に関連してブログをを書いてみた。
菅は野原、山、川辺に生えている草である。
草と軽くかたずけられる植物である。
馴染みのある草で人名にもなった。菅、菅原、菅野、菅田など。
植物の名のつく沢山ある。茅や葦、葛、竹、篠、笹、藪、
木も多い松、杉、榎、椋、楠、檜、槙、栢、柳、樫、楢、栗
生活に密着していたから名前にもなったのであろう。
菅は何百種類もある。畦道にあるし、沢の石の上に苔と共に生えているのは菅である。まるで草盆栽のような菅を渓谷で見る。
菅は生活の道具として菅傘や蓑に使われている。
蓑などに使うのは丈の長い菅でカンスゲなどで800メートルくらいの林にある。
岡山ではヒルリと呼んでいた。ある番組で四国も山スゲをひるりと呼んでいた。このスゲを2週間川に浸けて葉肉を腐らせ繊維だけにして使う。
蒲の穂で編んだ手提げも蒲の穂を二週間水に浸け腐ら繊維のみにする。
プラスチックのない時代は人は天然素材で物を作った。
カラムシ、科の木の樹皮から科布、麻の皮から麻布、芭蕉の葉からは芭蕉布、葛の繊維から葛布
麻は2000年も栽培されていた。今は麻の栽培は大麻取り締まり法で禁止されほとんど見ない。大麻の皮を剥いた枝は苧殻(おがら)と呼ばれ茅葺民家の下地に敷かれていた。風呂の焚き付けに使っていたのではないか。子供や親父が煙を吸ってハイな気分になったとか中毒者がでたとは聞かない。
煙草を収穫して枝を燃やすと煙草を吸ったのと同じで子供は風呂焚きが苦しかったときく。
余談だが阿波の国、 徳島県の一宮(その国で一番格式の高い神社)に
大麻神社がある。おおあさ神社でたいまではありません。
麻の栽培が盛んで大麻の神様だった。隣は四国八十八か所の一番寺の霊山寺
昔は神仏混交であった。
蓑
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