懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 夫婦

2018年09月28日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県旧建部町

山は頂上付近の棚田地域
山の斜面は浸食され深い谷になり支流を経て大きな川に流れ込む。
浸食された斜面が棚田になる。
稲の収穫が終わり稲架に干してある。
老夫婦が座って休んでいる時にお邪魔して後ろから撮らせてもらう。

農業だけで子供を育て上げたと話す。
車を持ち農業機械を買っての暮らしは楽ではなかったと思う。
80歳になっても働きづくめである。
都会の人の様にグルメだのツアーだのゴルフだのと遊んではいられない。
都市部に出てサラリーマンの方が気楽で定年後の年金もあり遊んで暮らせる。
ひたすら先祖の土地を守り生きて来たのであろう。

子供は都会にでて戻ってこないという。
農業は自然相手である。台風や豪雨、旱魃、冷害におびえながら被害を最小限に抑える対策を講じる。智恵と工夫で作物を育てないといけない。
農家の奥さんも大変である。覚悟を決めて嫁いできている。
駄目な嫁と嫁ぎ先の両親や親せきに言われないように一生懸命がんばったと思う。

ご主人も嫁には少しでも楽な生活ができるように頑張ったと思う。
農業で生きて来た夫婦の暮らしに尊敬する。
これを撮った頃はまだ若く現役で働いていた。
老後の暮らしにはそんなに興味も無かったので詳しく聞かなかった。
現在ならばもっと聞く事も沢山あったと思う。


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