懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 牛のいる風景 その2

2016年03月18日 | 昭和の遺物たち写真展
小規模な農家での牛を飼う風景も随分減ったように思う。
高齢化が進み牛に手間が掛けられない。女の人では外にも出せない。
それでもお婆さんが牛を飼育している茅葺民家があった。
雪が降るところなので内厩である。
東北のように厩は曲がりやになっていない。普通の寄棟の玄関脇に厩がある。
夏場は臭いもするしハエやアブ、ブトも多いと思う。
家内はアブに噛まれて腫れあがってから牛を飼っているところへ行くのを嫌う。

お婆さんのかっている内厩の牛を帰省した孫が見て熊がいると言ったそうだ。
牛はホルスタインの文様とおもつていたのであろう黒いのは熊とおもっていたのであろう。
そんな牛を飼っていた人々もあれから20年かなり高齢になっている。

畜産業もTPPを控えて厳しい時代がくる。和牛の国産ブランドで海外にも進出してほしい。