懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,158  山口県周南市  

2014年09月08日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 周南市大道理

周南市と言われてもピンとこない。かっての徳山市や新南陽市、鹿野町が合併してできた。
徳山などの山陽本線沿いのコンビナートのイメージが強い。
少し走れば山間部である。これと言った観光地も名所旧跡も無いので訪れる機会は少ない土地である。バイクでところかまわず走る者か狛犬やホーロー引きの看板を求めて走るものしか訪れない。
そんな道を茅葺き民家を求めて走る夫婦がいた。
国道376号線の大道理の道路脇に茅葺き民家があった。
更に南を見ると奥まった道に茅葺き民家が見えた。
行ってみたら母屋も小屋も茅葺き民家だった。
昔ながらの飾り気もない茅葺き民家だった。
こんな民家が一番好きだ、生活の匂いがする民家である。
全景は小高い丘に登らなくてはならない。その時、すでに私の足は障害がでていて杖をつきやっとの思いで登った。どうしても自分の手で撮りたかった。
立ったままだと不安定でブレルので隅に腰を下ろした撮影した。

写真は残酷である苦しかった事、辛かった事まで記録に残るのである。
ならば写真に自分のもがき生きる気迫を表現出来ないものであろうか。