懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 雪囲いのある風景

2012年01月22日 | 茅葺き民家


撮影場所  青森県津軽地方

板で雪囲いをしてある家があった。
茅葺き民家であったので撮影する。
この家の西側は田圃で全く障害物がない。
冬は酷い地吹雪が吹き荒れる事と思う。
雪囲いと言うと能登半島の間垣で囲まれた集落が有名である。
風の強い海岸部の集落の周囲を竹を並べて囲ってある、これは間垣と呼ばれている。
夏場でも囲ったままのところもがあり今も見られる。
間垣と言えば二代目横綱、若乃花の間垣親方がいるが能登半島の間垣と関係があるかは知らない。


津軽地方の集落は東西、南北の道路に沿って寄り添って家が並び暮らしている。
広い平野が続くが集落が筋状に寄り添っている。
冬場除雪してくれるところに住まないと孤立しては生活できない。
それと農漁村や環境が厳しいところはお互い力を合せながら暮らさないと生きていけない。

風の強いところは防風林や防雪林があり集落や畑を守るようにしてあるが津軽では見かけない。
海岸部の松の防風林があるが、集落や民家を防ぐ防雪林は見掛けない。
日本海側は屋敷林で囲われている地域が多いだけに不思議である。

青森の人が教えてくれた。この民家の近くで土日には「地吹雪ツアー」が開催されるのだそうだ。案内をネットで見ると、モンペ、角巻き、かんじき姿で地吹雪の雪原を歩く、馬ソリに乗る、じゃっぱり汁の昼ごはんで2800円
そういえばツアーの様子、旅行番組で見た事がある。