WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)』 (著者:R.P.ファインマン 訳:大貫昌子)

2010-07-17 16:18:11 | 本と雑誌
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫) ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2000-01

今日はすっきり晴れて、夏らしい一日。遅めのランチに、下巻を持っていった。


大物理学者のファインマン氏は、好奇心いっぱいのやんちゃな天才少年のよう。好きなことや、一度やると決めたことには、尋常じゃない集中力と時間を注ぐ。たとえばノーベル賞を受賞した量子力学。物理の演算や研究は、ほんとに大好きなのが伝わってくる、筆がわくわくと踊っているのだ。


ほかにも、本場ブラジルのカーニバルで使う楽器、フリジデイラの演奏。義理でいやいや頼まれてしまった教育委員会の教科書選定。絵のデッサン。とことんまでやって、全部クロウトはだし。こんな科学者、ほかにいるかしら。


読みながら、最近、気持ちのいい年齢になってきたなぁとしみじみ(笑)。自分の好みや志向がよくわかってきて、だから忙しくても全般的に快適、それでいて新しいことへの興味も尽きない。このままもっと、色々な要素を吸収していけたらと思う。