20ミリシーベルト/年をどう考えるか?
子供や妊婦への影響は?
11月9日から、「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」を開催してきました。この会議は、私が周りを説得して設置したものですので、二時間の議論には、できる限りすべて出席するようにしています。
3月11日以降、政府は様々な判断を迫られ、私も、悩みながら議論に加わってきました。時には、十分な検討の時間が与えられず、判断を迫られたこともありました。ステップ2の終了を目前にして、ここからは、警戒区域の変更や健康対策などについて、腰を据えて判断していかなければなりません。どんなに悩ましい判断であろうが、ここで逃げることは許されません。
多くの方に議論の経緯を知っていただく必要があると考え、WGはフルオープンでやっています。これまで、放射線や疫学の専門家、福島で除染活動や医療相談を行っている専門家など、様々な立場の人が議論に加わっています。明日は海外からも専門家をお招きします。過去のアーカイブをアップしています(間に合っていないものもあります)ので、ご覧ください。毎回、本当に重要な、そして白熱した議論が行われています。
お願いしたいのは、議論の一部のみではなく、全体を聞いて判断していただきたいということです。