細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

選挙戦最終日 参議院選挙の終焉

2013-07-20 23:55:00 | 国会活動
17日間の選挙戦が終わろうとしています。

この選挙期間中、演説した回数は106回。全国各地で有権者の皆さんに政策を訴えることができました。47都道府県全てを訪れることはできませんでしたが、解禁されたネット選挙のおかげで、直接お会いしていない方に対してもウェブサイトやSNSを通じて民主党の考えを訴え、また皆さんの声をうかがうことができました。

「未来への責任」を果たすため、民主党の存在意義や民主党が目指す社会のあり方について訴えました。様々な意見、厳しい意見も頂戴致しましたが、「頑張れ」と力を頂くことの方が多く、厳しい選挙の中でも、とても励みとなりました。限られた日数ではありましたが、今私たちが持てる力、全てを出しきったと思っています。
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明日はいよいよ投票日です。選挙の主役は政治家ではありません。国民の皆さん一人ひとりが主役です。ぜひわずかな時間をつくり、投票所に足をお運び下さい。皆さんが自らの思いを投票して頂くことで、民意が政治に反映される。それが民主主義です。

国会議員は全国民を代表したもの。投票する権利をお持ちの方々は、まだ選挙権を持っていない若い世代、これから生まれくる命、そういった将来の有権者も代表して、一票を投じて下さい。私達には「未来への責任」を果たす必要があります。

選挙戦を終えるにあたり、選挙を支えてくれた多くの人々にも感謝したいと思います。民主党のために必死で活動して頂いた都道府県連、党本部のスタッフ、力強い支援を頂いた関係諸団体の方々、地方議員の皆さん、そして多くの議員スタッフ、本当にありがとうございました。皆さんなしではこの選挙は成り立たちませんでした。

明日の天気は全国的に晴れまたは曇り。投票という審判を待ちます

※この写真は今年の5月19日に福島で田植えをした時の写真です
 

参院選の争点

2013-07-20 19:06:43 | 国会活動
明日、7月21日は投票日。最終局面で浮上してきた参議院選挙の争点を私になりに整理してみました。民主が議席を争っている自民、公明、維新、みんな、共産、生活に限定して明確になっている範囲で書きます

(1)消費増税賛成(民、自、公)、反対(み、共、生)。
税率を上げずに済むならそうしたいですが、問題は「未来への責任」です。維新は消費税を地方にということのようですが、国が担っている社会保障の財源をどうするかは不明。仮に補助金や地方交付税の交付をやめて、消費税を地方の財源にあてるということなら、財政力のない自治体はもちません。

(2)年金制度など社会保障制度の抜本改革が必要(民)、現制度の改善策でよい(自、公)。
民主党の社会保障制度改革は、http://download.dpj-voice.jp/manifesto2013.pdf をご覧ください。なお、社会保障制度改革の議論は消費増税を前提になされていますので、(1)と(2)はセットです。他党についてはスタンスがばらついていて判定できません。

(3)限定正社員などの労働規制緩和に賛成(自、公、維、み)、反対(民、共、生)。
限定正社員の問題点は、http://blog.goo.ne.jp/mhrgh2005/d/20130715 をご覧ください。均等労働均等待遇の制度を整えるのが民主党の考え方です。

(4)憲法96条改正に賛成(自、維、み)、反対(民、公、共、生)。

(5)原発ゼロを目指す(民、公、維、み、共、生)、原発維持(自)。
この二つは改めて説明は不要でしょう。

選挙戦を通じて経済政策に注目が集まりましたが、(1)から(5)はいずれも重要な争点です。すべての点で自民党に賛成、すなわち、消費増税には賛成だが、社会保障制度の抜本改革は必要ないと考え、限定正社員に賛成で、憲法96条改正に賛成で、原発を維持すべきと考える方は、ねじれ解消がベストでしょう。しかし、そういう方は少ないはずです。憲法96条と原発維持にのみ疑問を持っている方は、ねじれを解消しても公明党がブレーキ役になると考えることもできますが、自民が衆参で圧倒的多数を持てばブレーキが利くとは限りません。

一つでも自民党の考えに賛成できないことのある方は、ブレーキの必要性に目を向けて頂きたい。経済政策で自民党を支持している方も、すべての政策を自民党が無条件で実現することを支持しているわけではないでしょう。民主党は自民党のすべての政策に反対しているわけではありません。自民党が暴走する時はブレーキを踏み、政策を提案するのが私たち民主党です。今年の通常国会では84%の法律が成立しました。この数字は、昨年の民主党政権の数字(57.5%)を大きく上回ります。

ねじれの解消で、すべての問題が解決するわけではありません。そして、それはあまりに危険が大きい。国民の皆さん、民主党に力を与えて下さい。