細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

古都 西安より

2007-12-09 00:05:39 | 外交
国交正常化35周年を記念し、民主党は議員45人、一般の方400人を越える中国に送りました。

今回の主な日程は三つ。
1.昨日午前中の交流協議機構の全体会議
2.小沢代表と胡錦濤国家首席とのトップ会談
3.本日午前中の交流協議機構の分科会(安保、経済、文化)

北京での日程を終えて、事務局長の仕事も一段落です。あとは、明日の西安での共産党幹部との会談を残すのみです。

福田総理に先立ってのトップ会談は、日本でも大きく報道されているようです。「アジアが平和で豊かな地域となるための要が日中関係である」との言葉に象徴されているように、トップ会談は、基本的な信頼関係の更なる発展を確認するものとなりました。

具体的な政策のやり取りは、全体会議と分科会でとの代表の意向もあり、両会議では「台湾」「ガス田」など、相当突っ込んだやり取りが行われました。

あまり大きくは報道されていませんが、興味深いのは、小沢代表の会談には、中国の若手のエースが出てくることです。今回の、胡春華共青団第一書記(若手の登竜門で、胡錦濤国家首席もこのポストを経験しています)、李源朝中央組織部部長、前回登場した李克強氏は、先日の党大会で中央常務委員(共産党の最高幹部)になりました。

若い世代のリーダーは、大衆的な魅力も備えた人物です。国家主席との会談に同席できることも貴重な経験ですが、それ以上に私にとってのメリットは、若手政治家との接点を持てたことです。これが、事務局長の最も大きな役得と言えるかも知れません。

もう一つのメリットは、会合では見えてこない水面下の「外交」を経験したことです。3回の民主党訪中団の事務局と、事前ミッションを2回の経験の中で、彼らの「したたさ」に手こずりながら、少しずつ信頼関係をつくっていく過程は、得がたいものですが、

その経験を通じて、感じたことを明日書きたいと思います。