昨年に引き続き、クールビズがスタートしました。昨日は、共謀罪で終日国会に缶詰だったのですが、冷房が控えめなのが原因か、人の多いところでは30度近い暑さになっていました。つらかった。
クールビズに対しては、依然として賛否両論あります。ともあれ、2年目に入ったためか(アパレルメーカーに踊らされているためか?)、クールビズ派の服装は、随分おしゃれになりました。私には、特段こだわりがあるわけでも、ポリシーがあるわけでもないのですが、上着とネクタイを脱ぎ捨てて仕事が出来るのは、暑がりにとってはありがたい。
さて、数多くのコメントを頂いている共謀罪です。一昨日、自民党の国対から民主党案丸呑みの提案がありました。突然の提案には驚きましたが、本当に我々の考え方がそのまま受け入れられるのであれば、可決するのが当然というのがその時点の雰囲気でした。実際、民主党の担当者は採決に向けて準備を進めていました。
その雰囲気が一変したのは、一昨日の夜、自民党の細田国対委員長が「いったん民主党案を丸呑みして、その後、修正すればよい」という「ウルトラH」を披露してからです(本人は否定していましたが、法務委員会の自民党理事は発言を認めていました)。与党案の評判が悪ければ、野党案を丸呑みして世論の批判をかわし、ほとぼりが冷めたところで修正するとは、全く国民を馬鹿にした話です。
更に決定的だったのは、与党内、そして与党と政府の調整が全くなされていなかったことです。昨日の午前中には、自公の国対の軋轢が聞こえてきました。また、午前中の会見で、麻生外務大臣は「民主党案では条約を批准できない」と発言しました。ちなみに、我々の見解では民主党案で批准できます。また、仮に条約に一部抵触するところがあるとしても「留保」「解釈宣言」を出すことで批准することもできます。要するに、外務省は民主党案に協力するつもりないと宣言したわけです。
国会は法律を通すことは出来ますが、その法律を誠実に執行し、条約を批准するのは政府の仕事です。丸呑みするからには、政府に責任を持つ与党にそれなりの調整をしてもらわないと話になりません。
要するに、一昨日からのドタバタは一体何だったのか。私は、当初、訪米の手土産にしたいという官邸の深遠な戦略ではないかと考えたのですが、どうも自民党国対の独断・思いつきの奇策だったようです。最後は、与野党の国対で事態打開は来週以降という合意を反故にして、しかも、何と野党議員に召集もかけずに法務委員会を開催しました。委員会の開催を強行した時点で、奇策はジエンドとなりました。私は何でも国対で仕切るという考え方には立ちませんが、それにしても、もう少し自民党国対がコントロールタワーの役割を果たしてくれなければ、話になりません。
国会のドタバタ劇を延々と書きましたが、納得いただけない方もおられると思います。私は国際犯罪を阻止するためには共謀罪が必要だと考えていますし、民主党案を成立させるべきであると考えています。ただし、民主党案を成立させて国際公約を果たすためには、政府・与党に真摯な協力が不可欠です。ここまで事態がこじれた以上、秋以降に仕切りなおすしかありません。
クールビズに対しては、依然として賛否両論あります。ともあれ、2年目に入ったためか(アパレルメーカーに踊らされているためか?)、クールビズ派の服装は、随分おしゃれになりました。私には、特段こだわりがあるわけでも、ポリシーがあるわけでもないのですが、上着とネクタイを脱ぎ捨てて仕事が出来るのは、暑がりにとってはありがたい。
さて、数多くのコメントを頂いている共謀罪です。一昨日、自民党の国対から民主党案丸呑みの提案がありました。突然の提案には驚きましたが、本当に我々の考え方がそのまま受け入れられるのであれば、可決するのが当然というのがその時点の雰囲気でした。実際、民主党の担当者は採決に向けて準備を進めていました。
その雰囲気が一変したのは、一昨日の夜、自民党の細田国対委員長が「いったん民主党案を丸呑みして、その後、修正すればよい」という「ウルトラH」を披露してからです(本人は否定していましたが、法務委員会の自民党理事は発言を認めていました)。与党案の評判が悪ければ、野党案を丸呑みして世論の批判をかわし、ほとぼりが冷めたところで修正するとは、全く国民を馬鹿にした話です。
更に決定的だったのは、与党内、そして与党と政府の調整が全くなされていなかったことです。昨日の午前中には、自公の国対の軋轢が聞こえてきました。また、午前中の会見で、麻生外務大臣は「民主党案では条約を批准できない」と発言しました。ちなみに、我々の見解では民主党案で批准できます。また、仮に条約に一部抵触するところがあるとしても「留保」「解釈宣言」を出すことで批准することもできます。要するに、外務省は民主党案に協力するつもりないと宣言したわけです。
国会は法律を通すことは出来ますが、その法律を誠実に執行し、条約を批准するのは政府の仕事です。丸呑みするからには、政府に責任を持つ与党にそれなりの調整をしてもらわないと話になりません。
要するに、一昨日からのドタバタは一体何だったのか。私は、当初、訪米の手土産にしたいという官邸の深遠な戦略ではないかと考えたのですが、どうも自民党国対の独断・思いつきの奇策だったようです。最後は、与野党の国対で事態打開は来週以降という合意を反故にして、しかも、何と野党議員に召集もかけずに法務委員会を開催しました。委員会の開催を強行した時点で、奇策はジエンドとなりました。私は何でも国対で仕切るという考え方には立ちませんが、それにしても、もう少し自民党国対がコントロールタワーの役割を果たしてくれなければ、話になりません。
国会のドタバタ劇を延々と書きましたが、納得いただけない方もおられると思います。私は国際犯罪を阻止するためには共謀罪が必要だと考えていますし、民主党案を成立させるべきであると考えています。ただし、民主党案を成立させて国際公約を果たすためには、政府・与党に真摯な協力が不可欠です。ここまで事態がこじれた以上、秋以降に仕切りなおすしかありません。