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鈴木則文監督『トラック野郎 度胸一番星』その1

2018-12-12 05:22:00 | ノンジャンル
 WOWOWシネマで、鈴木則文監督の1977年作品『トラック野郎 度胸一番星』を見ました。
 夜の林の中で停車。やもめのジョナサン「なんでこんなところで停める?」桃次郎「小便だ」「ここは幽霊の名所だぞ」。水子地蔵の向こうに白い着物を着た女(片平なぎさ)が現われ、桃次郎一目惚れ。「あなたを待っていました。何年も。では佐渡で会いましょう」。消える幽霊。
 ジョナサン「ろくに眠ってないから幽霊なんか見るんだ。あっ出た! 俺にも出た!」「あれは砂利パン(トラック野郎向けの売春婦)だ」。
 ジョナサンの横で砂利パン(夏樹陽子)「どこもかしこもベトベト」と言って内股を拭く。汗をかくジョナサン。「大きい札で一発どう? ショートでもいいよ」「じゃあ停めて。早く停めてったらあ」。
 砂利パン「どうもありがとう。あのバーで働くわ。今度来たらうんとサービスするから」と言って「Bar ヘッドライト」に入っていく。「あんたっていい人ね」。悔しがるジョナサン。
 “新潟”の字幕。東映ホール。桃次郎「荷が見つかった。佐渡へのバラ荷だ」ジョナサン「俺は母ちゃんしかしらない。カボチャばっかりだ。メロンも食いたい」「よくたらふく食って来い。その後は佐渡だ」。
 派手な格好でジョナサン、トラック野郎のたまり場の食堂へ。佐渡に関する本を積み、「サド侯爵夫人」を読む桃次郎。砂利パン「もう来てくれたの?」ジョナサン「大きいの2枚用意してきた」。
 ジョーズ1から5までのトラック。クラクション。「ジョーズだ!」「また来やがった」ジョーズの運転手は他の運転手の無線を引きちぎる。ケンカ勃発。そこへ“艶歌”“恋唄”のプレートを掲げた八代亜紀が現われ、ジョーズのリーダーのジョージ(千葉真一)に「止めろって言ったろ?」と言う。ジョーズ「この際だから言っておく。運転手ども。互いにじゃれ合うのを4チャンネルの無線で今後行うのは禁止する」。
 ジョージ「何だ、この野郎」桃次郎「神聖な勉強中に行儀が悪いぞ」(中略)。
 シャワーを浴びるジョージ。砂利パン「会いたかった」「お前と一緒になる気はない」「そんなこと、どうだっていいんだ」。キスする砂利パン。それを覗くジョナサン.
 フェリー。“佐渡”“両津港”の字幕。佐渡おけさ。佐渡の風物。“西三川”の字幕。西三川小学校分校を訪ねる桃次郎。「乙羽先生は?」女(菅井きん)「生徒と一緒に山へ」。
 川で砂金を探す老人(宮口精二)、ジョナサンに「ここは砂金の産地だ。働けば働いただけ取れる」。
 水子地蔵。幽霊の女性現れる。「どうかなさいました?」「僕ですよ。桃次郎です」「誰かと間違ってるんだわ。私は分校の乙羽ミナコと言います」「エレクトーンを持ってきました」生徒「おじさん、ありがとう」「スケッチを続けたまえ。素直な子たちですね。私もオリンピックを目指していたので現在の仕事をしていますが、教師に向いていると思います」。
 ジョナサン「ここに骨を埋める」桃次郎「俺も現地教育だ。あの爺にたぶらかされたな」「車を売る」「家族はどうする?」「今まで貧しい生活をしてきた。車も俺も働きづめで、もう42歳になってしまった」。
 老人宅。桃次郎「相棒を洗脳したのか?」ミナコ「あら、桃次郎さん。うちのおじいちゃんがどうかしたの?」「おじい様、僕も金を掘ります」「金掘りは浮ついた男にはできない」ミナコに「ともに教育の道を歩きましょう」。
 18万で男(南利明)に車を1年貸すジョナサン。
 桃次郎、白い背広姿でトラックに乗り現れる。生徒「きれいなトラック」。ジョナサンは「松下金鉱」と書かれたヘルメットを被り、ドリルを持つ。「お互い頑張ろう」。
 桃次郎「算数のお勉強から。“5分の3”引く“5分の1”は? 学力が低いなあ。3引く1は?」生徒「2」「だから答えは0分の1だ」生徒「先生はできない。桃次郎先生は生徒になった方がいい」。
 砂浜で運動をするビキニ姿のミナコと生徒たちと桃次郎。
 海際で桃次郎「先生、僕にもコーチを。ハンマーなんです」とミナコに抱きつく。
 ドリルで掘るジョナサン。
 ジョナサン「先生、金です!」「運が強いな」「今までは運に見放されてきた」。
 カナコ「私は捨て子だったの。乙羽のおじいちゃんに20年前に拾われ、おじいちゃんは『地中の金が授けてくれた子だ』と言ってくれてる」。
 “尖閣湾”の字幕。ミナコ「ふるさとは遠くにありて思うもの。ふるさとのない人は自分で見つける。心やすらぐ場所が見つかった。私は天の川がふるさと」「まだ十両の力士ですよ」(中略)「子供たちを一度桃さんのトラックに乗せてあげて。もうすぐ新潟に一泊の旅行に行くの」。男がバイクで現われる。ミナコ「稲村さん」「晩飯を食おう」「桃さん、さよなら」。ミナコ、稲村のバイクで去る。老女「顔が真っ青よ。医者は結婚の日取りが決まり、張り切ってる」。(明日へ続きます……)

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

P.S. 今から約30年前、東京都江東区で最寄りの駅が東陽町だった「早友」東陽町教室の教室長、および木場駅が最寄りの駅だった「清新塾」のやはり教室長だった伊藤達夫先生、また、当時の生徒の皆さん、これを見たら是非下記までお知らせください。黒山先生、福長先生と私が、首を長くして待っています。(また伊藤先生の情報をお持ちの方も是非お知らせください。連絡先は「m-goto@ceres.dti.ne.jp」です。よろしくお願いいたします。)