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鈴木則文監督『トラック野郎 御意見無用』その1

2018-12-02 07:03:00 | ノンジャンル
 WOWOWシネマで、鈴木則文監督、鈴木則文・沢井信一郎脚本の1975年作品『トラック野郎 御意見無用』を見ました。「トラック野郎」シリーズの第一作です。
 “下関”の字幕。「緊急車両が通ります。左に車を寄せて」とスピーカーで叫ぶ、長距離トラックの運転手・一番星桃次郎(菅原文太)と、やはり長距離トラックの「やもめのジョナサン」(愛川欽也)。彼らは警官の立て看板の頭を棒で打つが、本物の警官(由利徹)の頭も叩いてしまう。
 “東京”“川崎”の字幕。
 6人の子供を抱え、名前を間違うジョナサン。妻(春川ますみ)からビールは1本までと言われ、子供に駄賃をやって2本目を取りに行かせ、トイレで歯を使って無理矢理栓を抜こうとするがなかなか抜けない。警察官の帽子を取り出し、敬礼するジョナサン。
 トルコ風呂で、他の女性にもスイカを振る舞う桃次郎。相手の女性が腰を振るのを後ろから見ていた桃次郎は欲情し、もう一発後ろからさせてもらう。
 川の字に8人で寝るジョナサン。妻は「久しぶりだから」と迫るが、幼い子が「お父ちゃん、おしっこ」と言い、対応に追われる。
 桃次郎は運転席にしつらえたテレビを見ている。そこへ女だてらにやはり長距離トラックの運転手をするモナリザお京(夏純子)が現われ、赤フン姿の桃次郎と会話を交わす。
 わざと桃次郎のトラックに傷をつけて走り去るトラック。桃次郎はそのトラックを停まらせ、ジョナサンとともに、そのドライバーと彼の仲間に対しケンカを始める。たまたまそこにいて、桃次郎側で戦う男(友情出演の石橋正次)。お京は通りかかり、「また始まった」と言う。やって来るパトカー。
 警官(小松方正)「松下君、君は元警官なんだろ?」ジョナサン「サツからきっぱりと足は洗った」(中略)。
 お京「一晩くらい警察で頭を冷やした方がいいわね」桃次郎「誰にも相手にされないオッパイが泣いてるぜ」。ビンタを喰らう桃次郎。
 “盛岡”の字幕。お京と別れる桃次郎。大便が我慢できず、塞がっているトイレに「長グソしてるんじゃねえ」と桃次郎が言うと、中から美女のヨーコ(中島ゆたか)が現われる。さっきの発言を必死でごまかそうとする桃次郎。
 トラック仲間が集う「くるまや」食堂。その中に鈴木ヒロミツ演じるドライバーもいる。ヨーコ「いらっしゃい」桃次郎「コ、コーヒーを。(ジョナサンに)君も注文したまえ」ジョナサン「あなたは死んだ女房に瓜二つ」桃次郎「何でこんなところで働いているんです?」「お金のために」「訳ありなんですね。誰にも触れられたくない過去があるもんだ」「北海道のハマナスを思い出すわ」「きれいでしょうね」。
 “青森”の字幕。「知床旅情」が流れる。ストリップ小屋につける桃次郎とジョナサン。「助けてくれ! 人殺し!」とヤクザらに殴られ血まみれになった仙吉(湯原正幸)が現われる。ヤクザ「会長の娘と逃げようとした男だ」。桃次郎はヤクザを撃退する。
 仙吉、トラックの飾りを褒めちぎり、「連れていってくれ」と桃次郎に頼む。快諾する桃次郎。
 ハマナスの花をカーネーションと間違え、桃次郎は「くるまや」の外から仙吉に「これを一番美人な女性に渡して来い」と頼む。仙吉はそれをお京に渡してしまう。
 桃次郎に「昨日から客がつかないんだ。安くしてやっから乗ってけ」という女。仙吉は「社長、バッチリ渡してきやした」と言う。桃次郎「ヨーコちゃん」。お京はカーネーションを手に桃次郎に微笑みかける。そこへ「関門のドラゴン」と名乗る男(佐藤充)が現われ、桃次郎に30万をかけて勝負しようと言ってくる。受ける桃次郎。
 夜の公道で競走。対向車に何度もぶつかりそうになりながらの勝負に、仙吉は失禁し、桃次郎に頼み込んでトラックを停めてもらう。
 生ビールをゴクゴクと飲むドラゴンは、周りの者にも奢る。桃次郎「弁解は無用だ」(中略)。
 トラックの電飾屋(南利明)から喇叭とネオンサインを買う桃次郎。
 桃次郎、ジョナサンに「何怒ってるんだよ?」ジョナサン「もうサヨナラだよ」(中略)。
 “恋の走行”のパネル。桃次郎「トラック野郎の仁義ってもんよ」。
 ドラゴンとヨーコがモーテルに入っていくのを目撃する桃次郎。
 道端に座っている仙吉「お京さん、社長に捨てられちまった」ヨーコ「乗んなさい」。運転席にはヨーコに贈られるはずだった花。(明日へ続きます……)

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

P.S. 今から約30年前、東京都江東区で最寄りの駅が東陽町だった「早友」東陽町教室の教室長、および木場駅が最寄りの駅だった「清新塾」のやはり教室長だった伊藤達夫先生、また、当時の生徒の皆さん、これを見たら是非下記までお知らせください。黒山先生、福長先生と私が、首を長くして待っています。(また伊藤先生の情報をお持ちの方も是非お知らせください。連絡先は「m-goto@ceres.dti.ne.jp」です。よろしくお願いいたします。)