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川上未映子 訊く・村上春樹 語る『みみずくは黄昏に飛びたつ』その2

2018-11-20 05:03:00 | ノンジャンル
 今日はトルストイの命日に当たります。1910年に82歳で死去。今年は数えて109回忌となります。『イワンのバカ』を書いてくれたトルストイに、改めてご冥福をお祈り申し上げます。

 そして先日FACEBOOK上で福田かおるさんがシルヴィ・バルタンさんの「あなたのとりこ」の音楽と写真をアップしてくれていて、書き込みが多くなされているのを発見しました。歌詞は

「どうしようもなくあなたにひかれてしまうの、以前のように
どうしようもなくあなたに結びついてしまうの。そう感じるの。夜のあとに朝が来るように
雨が上がったあと太陽が出るように
鳥が巣に戻るように
私も彼のところに行ってしまうの
どうしようもなくあなたにひかれてしまうの、どんな時でも
どうしようもなくあなたに結びついてしまうの。そう感じるわ
岩に打ちつける海のように
決してこの気持ちは変わらない
2人の間に不幸なことが起きても
愛さえあれば、立ち直れる
どうしようもなくあなたにひかれてしまうの、どんな時でも
どうしようもなくあなたに結びついてしまうの。そう感じるわ
涙のあと喜びが戻るように
冬のあと花の季節がやってくるように
すべてが死に絶えてしまうと思っても
再び愛が打ち勝つのよ
どうしようもなくあなたにひかれてしまうの、どんな時でも
どうしようもなくあなたに結びついてしまうの。そう感じるわ」
(サイト「フランス語の扉を開こう~ペンギンと」より転載させていただきました))

というもので、ポップなサウンドとバルタンさんの歌声、清楚な彼女の美しさのおかげで、
今でもこの曲を色褪せないものにしていると感じました。
ちなみに作曲者はジーン・レナードという方だそうです。

 また、昨日、神奈川県の本厚木(ほんあつぎ)駅頭で、安倍首相による9条改悪を思い留ませるための3000万人署名と、改憲に賛成か反対か、それともよく分からないかを問うシール投票というイベントにも参加してきました。結果は「改憲に賛成」という方はお一人、改憲に反対という方は十数名、わからないと答えた方が多数というものでした。特に若い世代の方は圧倒的に「わからない」が多く、9条の内容も知らないという方が結構いました。私が中学生の頃は(もう40年近く前になりますが)、学校で日本国憲法がしっかりと教えられ、「日本国憲法の3本柱は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義で、2度と戦争を起こさないように、軍隊を持つことを禁ずる“9条”の内容をかなり詳しく学んだ記憶があります。今の若い人たちはどうも学校で9条の存在を教えてもらってないようで、「わからない」という高校生にきちんと話をすると「だったら9条を変えるのは反対」と言ってくれる人も何人かいました。まず9条の内容を若い人たちに理解していってもらわないと、と強く思った次第です。

 さて、ここからは昨日の続きです。
(「第二章の続き」スピリチュアリストと小説家の違い・ポジティヴな資格でありたい・書くことで村上さん自身は変化しますか?
「第三章 眠れない夜は、太った郵便配達人と同じくらい珍しい」
文章さえ変わり続けていけば、恐れることはない・『ノルウェイの森』幻のシナリオ・本当に求めているのは、男性なんじゃないのかな・文章を書くことで、自分を知るということ・読者を眠らせないための、たった二つのコツ・生き方は教えるのは難しい、書き方も同じ・文体は心の窓である・手を引いて、どこかへ導いてくれる存在・女性が性的な役割を担わされ過ぎていないか・こんな女の人、いままで読んだことがない・地下に潜んでいる、僕の影に触れる瞬間
「第四章 たとえ紙がなくなっても、人は語り継ぐ」
日記は残さず数字は記録する・まずは適当に書き飛ばせばいい・新しい一人称の世界が始まったのかな・昔書いた本は、古くて読み返せない・スプリングスティーンの自問のように・僕はインダストリーズの生産担当に過ぎない・死んだらどうなると思いますか・言葉が一人歩きしているものだから・本物の牡蠣フライよりそそりたい・善き物語は、遥か昔の洞窟の中に繋がっている

 そして最後の村上春樹さんによる「インタビューを終えて」という2ページ強の文章で、この本は終わります。
 この本は345ページからなる本ですが、私は30ページまで読んだところで、その先を読むことを断念しました。私は川上未映子さんの作品のファンで、この本もそれに釣られて読みだしたのですが、村上春樹さんと私は相性が悪く、以前に村上さんが書かれたエッセイを読んで拒否反応を起こしてから、今日まで至っているので、この本も最後まで読むことができずに終わってしまいました。
 川上さんが「はじめに」の部分で書かれているように、この本自体が村上さんの創作活動や創作作品に関しての、川上さんからの質問で成り立っていることから、村上春樹さんファンにはたまらない本なのかもしれません。