gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チェ・ドンフン監督『暗殺』その5

2018-08-07 22:58:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 三越百貨店。エレベーターの上にはサンオクがマシンガンを持って乗っかっている。カン「総督が欠席とは残念ですな」「本国へ出張なのです」。控室でカン「総督が来ないと爵位がもらえないじゃないか!」と激怒する。
  「武器は預かります」田中「川口少尉の特別警護で来たんだが…」「田中少尉で。どうぞお座席の方へ」。司会者「まず宇垣総督の祝辞を代読します」。
 落ち着きがないカン。(中略)司会者「新郎の入場です」ヨム、田中に「なぜここに?」銃を取り上げられた田中「そういうあんたは?」「独立軍だろ? 失敗すれば返金だけで済まないと言ったろ?(部下に)静かに本部へ連れていけ」。新婦に目くばせする田中。
 エレベーター内。オギュン、カンに「なぜ姉を殺したんです?」。司会者「新婦の入場です」。サンオク、天井から降りてカンの護衛を全員倒す。司会者「両家のお父さん同士の挨拶です」。開いたエレベーターからマシンガンを撃つサンオク。階段をなだれ降りる客たち。川口「罠だ!」。オギュン、ブーケの中から拳銃を取り出し、川口の護衛を射殺。しかし男に捕まり「誰だ? お前は?」。
 サンオク、マシンガンの弾を使い切ると、拳銃と手榴弾で攻撃。
 「奴らは何人ですか?」「機関銃1人だ」川口「憲兵隊を電話で呼べ! 急げ!」。
 「何だお前?」。次々と憲兵を殴り倒していくサンオク。
 「サンオク!」「ヨム隊長!」「速射砲じゃないか」。サンオク、撃たれ、ヨムに「お前は誰だ?」。
 カン「娘はどこだ?」オギュン「殺したでしょ。その手で。母さんも」「すまない。悪かった。全てはお家のため」「守る家などもうない」「全て民族のためだった。愚かな朝鮮人を救うため。とにかくすまなかった」。カン、反撃しようとして田中に首を撃たれる。田中、オギュンに「“人殺しクラブ”はどうなったと思う? 捕まったり自殺したり。俺のような卑劣な殺し屋になった奴も。君はそうなるな。帰れ。独立軍第3支隊に」。エレベーターにいた憲兵、倒れながら拳銃を撃つ。サンオクが倒れる。「たっ隊長。作戦は成功だな?」「ええ」田中「馬子にも衣装だな。(オギュンに)1階で会おう。早く行け」。ライフルに装填するオギュン。(中略)
 川口「お前か。満子が見た女というのは」。田中、川口を殴る。「一言でも話してみろ。命はない」「分かった」。「司令官が撃たれました。カン社長もやられました」ヨム「川口大尉と満子は大丈夫か?」(中略)「新郎新婦が誘拐されました」「あそこだ!」ヨム「撃つな! 人質がいる」。オギュンらを包囲するヨム。そこへハワイの車がやって来る。「お待たせしました。どうぞ。3千ドル、また会ったね」「出せ」。車に取り付き、マシンガンを撃つ田中。
 「緊急事態発生。結婚式が襲撃され、兵民移動を要する。犯人は結婚式場より逃走中。明治町方面に逃走中の黒い車を追撃しろ」。ハワイ、車が路地に入り込み「進めません」田中「カフェへ」。「2丁目封鎖。明治町に向っています」。“立入禁止”の場所へ逃げ込むオギュンら。田中「壁を壊せば通路が」。ヨム、白い布を振って近づいてくる。ハワイ「若旦那、ヨムが来ます」ヨム「おい、話をしよう」田中、ハワイに「時間を稼ぐ」。ヨム「お前は勘違いしている。俺たちは同じ穴のムジナだ」「カネが目的? 俺はお前みたいな娼婦じゃない」「高く売れるときに売らんとな。俺に任せろ。人質を解放して出て来い」「まず1人を先に。10分後に残りと出ていく。走れ。人生は短いぞ」「ああ、人生は短い」。ヨム、戻ってくると「他の出口を調べろ」。川口「いい加減諦めろ。望みもないのに」「川口、俺はさっき何て言った?」「口を開けたら殺す。ああ、すまん」。川口を消音器付き拳銃で射殺する田中。オギュンに「君は1人でドアから出ろ」「なぜ?」「君は満子で人質と思われてる」「私だけで?」。田中、ハワイに「仕事の邪魔になる、だろ?」「はい、独立軍とは関わりたくない」「爺や、早く壁を壊せ」「ああ、そうだった。3千ドル、俺たちのことを忘れるな」「ダメ」「ダメなもんか。また上海で会える。ミラボで」「本当に会えるかしら」「もちろん。あそこで俺たちは夫婦だった。名前は…」「私の名前はアン・オギュン」。キスする2人。「ヨムの顔を見ないで、まっすぐ家に行け」。オギュンの頭に拳銃を突きつけ、田中、表に出てきて「残りの人質は10分後に返す」。保護されるオギュン。(また明日へ続きます……)

 →「Nature Life」(http://www.muse.dti.ne.jp/~m-goto