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『完全保存版 西洋美術を知りたい。』

2013-09-04 05:44:00 | ノンジャンル
 サム・メンデス監督の'12年作品『007 スカイフォール』をWOWOWシネマで見ました。Mの命を狙うMの元部下の英国諜報員とボンドとの戦いを描いたもので、ボンドシリーズで最良のものとの触れ込みのあった映画でしたが、耽美主義に走る画面は何が写っているのか分からないところが多く、またアクションもカットが細切れになって迫力不足で、物足りないものでした。唯一の見どころは、悪役がシアン化化合物で崩された顔に変化するところでしょうか?

 さて、先日コンビニで買った『完全保存版 西洋美術を知りたい。』を読みました。
 紹介されているのは、第1章「ミロのヴィーナスからプロト・ルネサンスまで」では、ジョット・ディ・ボンドーネ、シモーネ・マルティーニ、ロレンツェティ兄弟、第2章「初期ルネサンスからマニエリスムまで」では、フラ・アンジェリコ、マザッチョ、フィリッポ・リッピ、アンドレア・デル・ヴェロッキオ、サンドロ・ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティ、ラファエッロ・サンツィオ、ヤン・ファン・エイク、ヒエロニムス・ボス、アルブレヒト・デューラー、ルーカス・クラナッハ、マティアス・グリューネヴァルト、ビーテル・ブリューゲル、ハンス・ホルバイン、ジョヴァンニ・ベッリーニ、アンドレア・マンテーニャ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、パオロ・ヴェロネーゼ、ティンレット、パルミジャニーノ、アーニョロ・プロツィーノ、エル・グレコ、第3章「バロックとロココ」では、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ、ピーテル・パウル・ルーベンス、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント・ファン・レイン、ヨハネス・フェルメール、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ、バドック建築、アントワーヌ・ヴァトー、ロココ建築、第4章「ロマン主義から印象派まで」では、フランシスコ・デ・ゴヤ、ウィリアム・ブレイク、ジョセフ・ウィリアム・ターナー、フィリップ・オットー・ルンゲ、テオドール・ジェリコー、ウジェーヌ・ドラクロワ、ジャック=ルイ・ダヴィッド、ドミニク・アングル、カミーユ・コロー、ジャン・フランソワ・ミレー、オノレ・ドーミエ、ギュスターヴ・クールベ、エドゥアール・マネ、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、ポール・セザンヌ、エドガー・ドガ、ポール・ゴーガン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ジョルジュ・スーラ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、ピエール・ボナール、モーリス・ドニ、第5章「象徴主義と世紀末美術」では、ギュスターヴ・モロー、ジョン・エヴァレット・ミレイ、エドワード・バーン=ジョーンズ、オディロン・ルドン、ウィリアム・モリス、アルフォンス・ミュシャ、グスタフ・クリムト、フランツ・フォン・シュトゥック、オーブリー・ビアズリー、エドゥアルド・ムンク、エゴン・シーレ、アントニオ・ガウディ、第6章「20世紀以降の美術」では、アンリ・ルソー、アメデオ・モディリアーニ、ジョルジュ・ルオー、ジョルジュ・ブラック、パブロ・ピカソ、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ルネ・マグリット、マックス・エルンストです。
 1人について1ページでの紹介がほとんどで、たまに2ページが割かれています。作品も1人について1つから3つの作品が紹介され、実際に作品の写真が見られるのがいいと思いました。ただ悔やまれるのは20世紀以降の作品に関して、重要な名前が省略されている点で、例えばシュールレアリスムのダリであるとか、彫刻のロダンであるとか、ロシア革命時のロシア・アヴァンギャルドであるとか、これは19世紀になりますが、アメリカのジョージア・オキーフであるとかは全く言及されておらず、もしかしたら版権の問題があるのかとも思いました。いずれにしろ、『完全保存版』の名前通り、手の届くところに置いておきたい一冊ではありました。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto