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エドワード・ズウィック監督『グローリー』

2012-03-25 09:38:00 | ノンジャンル
 エドワード・ズウィック監督の'89年作品『グローリー』をWOWOWシネマで見ました。
 「ロバート・グールド・ショーはボストンの裕福な奴隷廃止論者の息子で、23歳の時南北戦争に身を投じ、北軍ポトマック軍団での体験を両親に細かに書き送った」の字幕。大尉ととなったロバート。「1862年9月17日メリーランド州アンティタム」の字幕。前進する北軍は南軍に狙い撃ちされ、敗走します。気付いたロバートは北軍に助けられ、リンカーンが奴隷解放令を出したことから黒人連隊を組織することとなり、大佐に昇進してその連隊長となります。
 「1862年11月27日マサチューセッツ州レッドビル野営地」の字幕。厳しい鍛練が続く中、南部同盟が「北軍の武器を持った黒人は奴隷に戻し、北軍の軍服を着た黒人は死刑、黒人連隊を指揮した白人も死刑」と宣言したことをロバートは連隊に知らせますが、除隊を望む者は誰もいませんでした。陸軍省が黒人であることを理由に給与を13ドルから10ドルに下げるという発表をすると、トリップ(デイゼル・ワシントン)は抗議の声を上げ、それに皆が同調すると、ロバートも13ドルを維持すると発表します。ようやく制服を与えられ、町中を行進して喝采を浴びる連隊。ローリング(モーガン・フリーマン)は皆をよくまとめあげたとして、黒人ながらロバートから曹長に任命されます。
 「1863年6月9日サウスカロライナ州ビューフォート」の字幕。やはり黒人連隊を作ったというモンゴメリ大佐が補給物資を運搬しにいくというので、自分の連隊を連れてそれに同行するロバート。「1863年6月11日ジョージア州ダリエン」の字幕。モンゴメリー大佐の連隊は町を略奪し、大佐は町を焼き討ちにかけろとロバートに迫り、階級差からやむなくその命令をロバートは部下に命じます。その後、肉体労働しかさせてもらえないロバートの連隊。ロバートはモンゴメリーや参謀長が略奪した物資を横流ししていることをネタに二人を脅し、自分の連隊を前線に送る命令書を書かせます。
 「1863年7月16日サウスカロライナ州ジェームズ島」の字幕。南軍の馬の突撃を跳ね返し、相手との白兵戦にも勝ったロバートは、トリップに旗手を務めないかと言いますが、軍隊のために戦っているのではないと言ってトリップは断ります。やがてチャールストンを手に入れるため、ワグナー要塞を攻めることになり、犠牲者が多く予想される先発隊にロバートは志願します。前夜に祈りの歌を歌う連隊の黒人たち。翌日の戦闘は予想通り激しいものとなり、ロバートとトリップは戦死します。「この戦闘で第54連隊は半数以上の兵を失った。後続の白人部隊も多大の損害を受け撤退。要塞の占領はならなかった。第54連隊の武功が伝わり、黒人部隊の設立が正式に認可され、18万の黒人が志願。北軍の勝利は彼らに負うところが大きい」の字幕とともに映画は終わります。

 取り上げて特徴のない映画で、デンゼル・ワシントンの「いい顔」が印象に残る程度の映画でした。次作に期待です。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/