サム・ライミ監督の'98年作品『シンプル・プラン』をDVDで見ました。
「幼い頃に父はよく言っていた。男が幸せになるには、愛する妻とまともな仕事、尊敬できる隣人さえいればいいのだと。その頃の私はそれらをすべて持っていた」というナレーション。雪に閉ざされた町。図書館で働く妊娠中の妻サラを暮らす、飼料店で働くハンクは、大晦日の日、兄のジェイコブとその友人ルーと父の墓参りをした帰り、偶然に墜落した小型機とカラスに目をつつかれているパイロットの死体、そしてそこに積まれた440万ドルもの現金を発見します。3人でネコババしようと言うジェイコブとルーに対し、ハンクは小型機が他人に見つかるまで現金は自分が保管し、誰かが探しに来たら現金を燃やし、来なければ山分けして3人とも町を出るという条件で、彼らに同意します。そこを通りかかった警官のカールに、ジェイコブはつい「飛行機の音を聞いた」と言ってしまいますが、カールは怪しまずに去ります。彼らは身内にも秘密にすることを誓って別れますが、ハンクは帰宅すると全てをサラに打ち明け、サラに現金を見せると、サラは50万ドルだけ現場に残してネコババをごまかすことを提案します。
ハンクはジェイコブと金を返しに行きますが、ジェイコブはそこをちょうどスノーモービルで通りかかった老人を殴り倒してしまい、死んだと思い込んだハンクがスノーモービルで橋へ運んでいる途中で生き返った老人が「ジェイコブに殴られたので警察に通報しろ」と言うので、今度はハンクが窒息死させてしまい、スノーモービルごと橋から落ちたように偽装します。ジェイコブは全てを警察に話すしかないと言いますが、ハンクは2人で殺したのだから決めるのは俺だと言って、相手にしません。遺体はすぐに発見されましたが、無事に事故として処理されました。
ある日、ジェイコブからすぐに会いたいという電話を職場で受けたハンクは、何とか職場を抜け出すと、失業中の兄は、破産して父が手放した農場を買い戻したいと言い、破産したのはハンクが大学へ進む際の学資のせいだったと迫りますが、農場のことを何も知らないジェイコブに農場の運営は無理だと言い返します。一方、サラは他の図書館から取り寄せた新聞のコピーから、金は令嬢の誘拐犯が手に入れた身代金であることを突き止めます。
ある晩、ルーはハンク宅を訪れ、無一文で借金もあることを告げ、ジェイコブから老人殺しのことを聞いたと言って「ばらされたくなかったら、すぐに分け前をよこせ」とハンクに迫りますが、ハンクは金は車で一日かかる場所に隠してあり、赤ん坊が産まれるまでは取りに行けないといって、取りあえず手持ちの金を渡します。やがて赤ん坊は産まれ、自分が幼い頃に使っていたぬいぐるみを贈り物として持って来たジェイコブは、ハンクにルーがギャンブルでまた借金を増やしたことを告げます。サラはハンクに、ジェイコブと図ってルーを酔っ払わせ、ルーが老人を殺したように言わせて、それをテープに録音して、ルーの脅しに対抗するように提案します。ハンクは農場を手に入れることに協力すると言ってジェイコブを味方につけ、ルーの家で録音に成功しますが、兄弟で図って自分を騙したことを知ったルーは激昂し、ショットガンをハンクに向けます。それを止めさせようとしたジェイコブはルーをライフルで撃ち殺してしまい、それを見たルーの妻ナンシーはハンクに拳銃を発し、今度はハンクがルーのショットガンでナンシーを射殺してしまいます。警察に通報したハンクは、夫婦ゲンカの結果だという作り話をジェイコブに覚えさせ、事情聴取を切り抜けます。罪深さからルーの家で酔いつぶれるジェイコブ。彼は金さえあればそれ目当てで寄ってくる女と結婚しても構わないとハンクに言い、農場を持って家族を持つ夢を語ります。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
「幼い頃に父はよく言っていた。男が幸せになるには、愛する妻とまともな仕事、尊敬できる隣人さえいればいいのだと。その頃の私はそれらをすべて持っていた」というナレーション。雪に閉ざされた町。図書館で働く妊娠中の妻サラを暮らす、飼料店で働くハンクは、大晦日の日、兄のジェイコブとその友人ルーと父の墓参りをした帰り、偶然に墜落した小型機とカラスに目をつつかれているパイロットの死体、そしてそこに積まれた440万ドルもの現金を発見します。3人でネコババしようと言うジェイコブとルーに対し、ハンクは小型機が他人に見つかるまで現金は自分が保管し、誰かが探しに来たら現金を燃やし、来なければ山分けして3人とも町を出るという条件で、彼らに同意します。そこを通りかかった警官のカールに、ジェイコブはつい「飛行機の音を聞いた」と言ってしまいますが、カールは怪しまずに去ります。彼らは身内にも秘密にすることを誓って別れますが、ハンクは帰宅すると全てをサラに打ち明け、サラに現金を見せると、サラは50万ドルだけ現場に残してネコババをごまかすことを提案します。
ハンクはジェイコブと金を返しに行きますが、ジェイコブはそこをちょうどスノーモービルで通りかかった老人を殴り倒してしまい、死んだと思い込んだハンクがスノーモービルで橋へ運んでいる途中で生き返った老人が「ジェイコブに殴られたので警察に通報しろ」と言うので、今度はハンクが窒息死させてしまい、スノーモービルごと橋から落ちたように偽装します。ジェイコブは全てを警察に話すしかないと言いますが、ハンクは2人で殺したのだから決めるのは俺だと言って、相手にしません。遺体はすぐに発見されましたが、無事に事故として処理されました。
ある日、ジェイコブからすぐに会いたいという電話を職場で受けたハンクは、何とか職場を抜け出すと、失業中の兄は、破産して父が手放した農場を買い戻したいと言い、破産したのはハンクが大学へ進む際の学資のせいだったと迫りますが、農場のことを何も知らないジェイコブに農場の運営は無理だと言い返します。一方、サラは他の図書館から取り寄せた新聞のコピーから、金は令嬢の誘拐犯が手に入れた身代金であることを突き止めます。
ある晩、ルーはハンク宅を訪れ、無一文で借金もあることを告げ、ジェイコブから老人殺しのことを聞いたと言って「ばらされたくなかったら、すぐに分け前をよこせ」とハンクに迫りますが、ハンクは金は車で一日かかる場所に隠してあり、赤ん坊が産まれるまでは取りに行けないといって、取りあえず手持ちの金を渡します。やがて赤ん坊は産まれ、自分が幼い頃に使っていたぬいぐるみを贈り物として持って来たジェイコブは、ハンクにルーがギャンブルでまた借金を増やしたことを告げます。サラはハンクに、ジェイコブと図ってルーを酔っ払わせ、ルーが老人を殺したように言わせて、それをテープに録音して、ルーの脅しに対抗するように提案します。ハンクは農場を手に入れることに協力すると言ってジェイコブを味方につけ、ルーの家で録音に成功しますが、兄弟で図って自分を騙したことを知ったルーは激昂し、ショットガンをハンクに向けます。それを止めさせようとしたジェイコブはルーをライフルで撃ち殺してしまい、それを見たルーの妻ナンシーはハンクに拳銃を発し、今度はハンクがルーのショットガンでナンシーを射殺してしまいます。警察に通報したハンクは、夫婦ゲンカの結果だという作り話をジェイコブに覚えさせ、事情聴取を切り抜けます。罪深さからルーの家で酔いつぶれるジェイコブ。彼は金さえあればそれ目当てで寄ってくる女と結婚しても構わないとハンクに言い、農場を持って家族を持つ夢を語ります。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)