昨日のNHKでやっていましたが、イラクのクルド民族居住地域は、宗教対立がないので、イラクの中で最も治安がいいのだそうです。ちょっと意外な情報でした。
さて、WOWOWで、ロバート・デ・ニーロ監督の'06年作品「グッド・シェパード」を見ました。
1961年、CIAに勤めるエドワード・ウィルソンは、反カストロ軍に加勢する作戦にゴーサインを出しますが、作戦は失敗し、身内にスパイがいたことを知ります。1939年のイエール大学。大学生のエドワードは、政界の大物を輩出している秘密結社に入り、その結社の指令で対独の諜報活動を始めます。そしてその結社のパーティで出会ったマーガレット(アンジェリーナ・ジョリー)と結婚し、子供をもうけます。諜報活動の汚い仕事から手を洗うようにアドバイスした先輩は、目の前で殺されます。1945年のベルリン。自分を誘惑してきた秘書が怪しいと思ったエドワードは秘書をためらいなく射殺し、彼女の補聴器から通信装置を見つけだします。戦後、彼はCIAとして海外での特殊任務に就き、南米の労働運動の妨害などに手を染め、1960年になるとカストロの情報を、終戦時のベルリンで知り合った、ソ連の情報将校から渡してもらいます。その将校が偽者だと言う亡命ソ連人を拷問し、死なせてしまうエドワード。息子はCIAに入りたいと言い出し、そのことが原因で妻との絆が断ち切られます。そしてついに反カストロ軍加勢に関する情報を漏らした者が判明しますが、それは何とエドワードの息子の恋人でした。彼女は妊娠中だったにもかかわらず抹殺され、エドワードは歴史の暗い幕の中へと消えていくのでした。
見事な画面ですが、内容から分かるように何とも重苦しく、見ているのが苦痛でした。人間の美しい面よりも醜い面の方にスポットが当てられていて、CIAという非人道的な組織を糾弾したい気持ちは分かるのですが、もう少し映画を見る人の気持ちになってほしいと思いました。それは2時間40分という途方もない映画の長さにも表れています。唯一の救いはアンジェリーナ・ジョリーの美しさでしょうか? 暗い政治スリラーがお好きな方にはオススメです。
さて、WOWOWで、ロバート・デ・ニーロ監督の'06年作品「グッド・シェパード」を見ました。
1961年、CIAに勤めるエドワード・ウィルソンは、反カストロ軍に加勢する作戦にゴーサインを出しますが、作戦は失敗し、身内にスパイがいたことを知ります。1939年のイエール大学。大学生のエドワードは、政界の大物を輩出している秘密結社に入り、その結社の指令で対独の諜報活動を始めます。そしてその結社のパーティで出会ったマーガレット(アンジェリーナ・ジョリー)と結婚し、子供をもうけます。諜報活動の汚い仕事から手を洗うようにアドバイスした先輩は、目の前で殺されます。1945年のベルリン。自分を誘惑してきた秘書が怪しいと思ったエドワードは秘書をためらいなく射殺し、彼女の補聴器から通信装置を見つけだします。戦後、彼はCIAとして海外での特殊任務に就き、南米の労働運動の妨害などに手を染め、1960年になるとカストロの情報を、終戦時のベルリンで知り合った、ソ連の情報将校から渡してもらいます。その将校が偽者だと言う亡命ソ連人を拷問し、死なせてしまうエドワード。息子はCIAに入りたいと言い出し、そのことが原因で妻との絆が断ち切られます。そしてついに反カストロ軍加勢に関する情報を漏らした者が判明しますが、それは何とエドワードの息子の恋人でした。彼女は妊娠中だったにもかかわらず抹殺され、エドワードは歴史の暗い幕の中へと消えていくのでした。
見事な画面ですが、内容から分かるように何とも重苦しく、見ているのが苦痛でした。人間の美しい面よりも醜い面の方にスポットが当てられていて、CIAという非人道的な組織を糾弾したい気持ちは分かるのですが、もう少し映画を見る人の気持ちになってほしいと思いました。それは2時間40分という途方もない映画の長さにも表れています。唯一の救いはアンジェリーナ・ジョリーの美しさでしょうか? 暗い政治スリラーがお好きな方にはオススメです。