昨日、町田の猫カフェ「ねこのみせ」に、母と行ってきましたが、猫好きの母は堪能したようでした。また折を見て、連れていってあげたいと思っています。
さて、スカパーの707チャンネル「日本映画専門チャンネル」で、平川雄一朗監督の'08年作品「陰日向に咲く」を見ました。
パチンコ好きの観光バス運転手ケンイチ(岡田准一)は、浅草のストリップ劇場に入りたくて迷っている若い女性(宮崎あおい)に付き合って、劇場に入ります。その娘は、その小屋で以前母が漫才をしていた時の相方だった雷太を探していることをケンイチに語り、ケンイチはその相方探しに協力することになります。サラリーマンの男(三浦友和)は、ホームレスになることを決意し、大ぼら吹きの男・モーゼ(西田敏行)たちからなるホームレスのグループに加わります。売れないアイドルのみやこ(平山あや)のファンの男は、彼女の人気を煽るため、複数の人間になりすまして、ネットの掲示板に書き込みをしまくります。サラ金に追われているケンイチは、2才で生き別れになっている母に、金の都合をしてもらおうと電話をしますが、母のしゃっくりが止まらなくなり、借金を言い出せなくなってしまいます。そこで借金の整理をしてもらおうと、弁護士事務所を訪ねますが、そこに出て来た弁護士は雷太を探しているあの娘でした。ケンイチは、母を寝たきりにさせてしまった父への恨みを娘に語ります。アイドルのみやこは、書き込みをしてくれている人が一人であり、自分の幼馴染みであることを知って、彼にお礼のメールを送り、また書き込みのおかげで人気に火がつき、売れっ子アイドルになります。ケンイチはモーゼに出会い、彼が昔雷太という名前で浅草で芸人をしていたことを知ります。そこへ例の娘が現れて、雷太が母の初恋の人だったことを知らせ、雷太は泣きます。そしてケンイチの母が亡くなり、駆けつけたケンイチは母が残したメッセージを見つけ、ケンイチの借金をすべて肩代わりしてくれた上に、大金を残してくれたこと、これからもケンイチの身に起こったことを天国の自分に報告し続けてほしいと書いていることを知り、ケンイチは母を一人きりで死なせたことを悔いて、泣き崩れます。そして元サラリーマンはケンイチの父であることが知らされ、二人は仲直りして、映画は終わります。
劇団ひとりさんの原作がとてもカタルシスを感じさせるものだったので、期待していましたが、見事に期待外れに終わりました。コミカルなシーンでの出演者のわざとらしい演技、安直で稚拙な脚本、安易に情緒に流れ、饒舌で思わせぶりな演出。映画ではやってはいけないことのオンパレードです。名優・岡田准一さん、才能の片鱗を見せている宮崎あおいさんの力を持ってしても、どうにもならなかったようでした。ということで、見ていて恥ずかしい気分を味わいたい方にはオススメです。
さて、スカパーの707チャンネル「日本映画専門チャンネル」で、平川雄一朗監督の'08年作品「陰日向に咲く」を見ました。
パチンコ好きの観光バス運転手ケンイチ(岡田准一)は、浅草のストリップ劇場に入りたくて迷っている若い女性(宮崎あおい)に付き合って、劇場に入ります。その娘は、その小屋で以前母が漫才をしていた時の相方だった雷太を探していることをケンイチに語り、ケンイチはその相方探しに協力することになります。サラリーマンの男(三浦友和)は、ホームレスになることを決意し、大ぼら吹きの男・モーゼ(西田敏行)たちからなるホームレスのグループに加わります。売れないアイドルのみやこ(平山あや)のファンの男は、彼女の人気を煽るため、複数の人間になりすまして、ネットの掲示板に書き込みをしまくります。サラ金に追われているケンイチは、2才で生き別れになっている母に、金の都合をしてもらおうと電話をしますが、母のしゃっくりが止まらなくなり、借金を言い出せなくなってしまいます。そこで借金の整理をしてもらおうと、弁護士事務所を訪ねますが、そこに出て来た弁護士は雷太を探しているあの娘でした。ケンイチは、母を寝たきりにさせてしまった父への恨みを娘に語ります。アイドルのみやこは、書き込みをしてくれている人が一人であり、自分の幼馴染みであることを知って、彼にお礼のメールを送り、また書き込みのおかげで人気に火がつき、売れっ子アイドルになります。ケンイチはモーゼに出会い、彼が昔雷太という名前で浅草で芸人をしていたことを知ります。そこへ例の娘が現れて、雷太が母の初恋の人だったことを知らせ、雷太は泣きます。そしてケンイチの母が亡くなり、駆けつけたケンイチは母が残したメッセージを見つけ、ケンイチの借金をすべて肩代わりしてくれた上に、大金を残してくれたこと、これからもケンイチの身に起こったことを天国の自分に報告し続けてほしいと書いていることを知り、ケンイチは母を一人きりで死なせたことを悔いて、泣き崩れます。そして元サラリーマンはケンイチの父であることが知らされ、二人は仲直りして、映画は終わります。
劇団ひとりさんの原作がとてもカタルシスを感じさせるものだったので、期待していましたが、見事に期待外れに終わりました。コミカルなシーンでの出演者のわざとらしい演技、安直で稚拙な脚本、安易に情緒に流れ、饒舌で思わせぶりな演出。映画ではやってはいけないことのオンパレードです。名優・岡田准一さん、才能の片鱗を見せている宮崎あおいさんの力を持ってしても、どうにもならなかったようでした。ということで、見ていて恥ずかしい気分を味わいたい方にはオススメです。