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オバマ大統領就任演説は素晴らしい!

2009-01-29 15:23:56 | ノンジャンル
 遅ればせながら、1月22日の朝日新聞の朝刊に載っていた、オバマ大統領の就任演説の全文日本語訳を読みました。(以下、一部改訳しました。)
 まず出だし。「市民のみなさん。きょう私は、私たちの前にある職務に謙虚な気持ちを持ち、皆さんから与えられた信頼に感謝し、先人が払ってきた犠牲に心を留めながら、ここに立っています。」そして国防について。「私たちは、安全と理想の二者択一を拒絶します。(安全を取るために、理想を捨てるということをしない、ということです。)米国の建国の父たちは、私たちが想像できないような危険に直面し、法の支配と人権を保障する憲章を起草しました。そして、何世代もが血を流す犠牲を払ってそれを発展させてきました。この理想は今も世界を照らしているし、私たちは便宜のために、それを捨て去ることはありません。大国の首都から、私の父が生まれた小さな村(ケニア西部コゲロ村)まで、今日、(式典を)見ている他国の人々や外国政府のみなさんに以下のことを知ってほしいのです。米国は、将来の平和と尊厳を求めるすべての国家、男性、女性、子供の友人であり、再び主導する役割を果たす用意があることを。」そして「先人たちがファシズムと共産主義を屈服させたのは、ミサイルや戦車によってだけではなく、頼もしい同盟国と強固な信念によってでもあることを思い起こしてほしいのです。彼らは自らの力だけが自分たちを守ったのではないことも、その力が、自分たちが好きなように振る舞う資格を与えたのでもないことを理解していました。その代わりに先人たちは、自らの力は慎重に使うことで増大し、自らの安全は大義の正しさ、模範を示す力、謙虚さと自制心から生まれることと知っていました。私たちはその遺産の継承者です。いま一度こうした原理に導かれることにより、私たちはより厳しい努力、つまり、より強固な国際協力と理解によって、新たな脅威にも立ち向かうことができるのです。」また「私たちの多様性という遺産は強みであり、弱点ではありません。私たちの国はキリスト教徒、ユダヤ教徒、ヒンドゥー教徒、そして無宗教者からなる国です。世界のあらゆる所から集められたすべての言語と文化に形作られたのが私たちなのです。」「私たちは、南北戦争と人種隔離という苦い経験をし、その暗い歴史の一章から、より強く、より結束した形で抜け出しました。それゆえに、私たちは信じます。古い憎悪はいつか過ぎ去ることを。民族的な境界は間もなく消え去ることを。世界がより小さくなるにつれて、共通の人間性が姿を現すことを。」
 読んでいて感動してしまいました。謙虚で感謝の心を忘れず、そして先人の叡智に学び、これからの理想社会へまい進していくという決意! 素晴らしいの一言です。この言葉が嘘でないなら、私はオバマさんを断然応援していきたいと思います。日本の首相がどうしようもない人である今、アメリカの希望あふれる大統領に神の祝福あれ!