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なぜこれがバリアフリーコンサート?

2008-08-15 16:00:05 | ノンジャンル
 北京オリンピックの女子ソフトボールチームのセカンド、ショート、センターというフィールドの中心を守る3人は、我が家からすぐの厚木商業高校のOGです。地元出身の選手の応援をする初めての機会に恵まれています。

 さて、先日、厚木文化会館で行なわれたバリアフリーコンサートというのに行ってきました。理由は私自身が障害者なので、どんなコンサートが行なわれるのだろうという好奇心と、全米大会で優勝したことのある厚木高校のチアリーディングを生で見てみたいと思ったからです。
 さて、オープニングの白龍太鼓は以前にも見て素晴らしさを知っていたので、今回も堪能しました。問題は次の速水けんたろうコンサートです。
 速水さんが「ダンゴ三兄弟」を歌っていた元歌のお兄さんであることは知っていました。しかし、そのコンサートが完全に子供向けのファミリコンサートとは知りませんでした。いきなり走ってきて登場し、「みんな、元気かなー!」で始まり、お遊戯とかけ声を強制(?)しながら進むコンサートは大人一人で来ていた私にはそれはそれは居心地の悪いコンサートでした。舞台の前に踊れるスペースが設けられていて、知的障害の人が踊っていて、そのうまさにビックリし、ダウン症の人は運動に関しては不自由ではないんだと認識を新たにできたのが唯一の収穫と言えるでしょうか。厚木高のチアリーディングも動きのキレは感じましたが、期待外れでした。
 でも、バリアフリーのコンサートが何で子供向けコンサートになってしまうのか、未だに謎です。知的障害の人に的を絞ったコンサートなのかもしれませんが、車椅子で来ている人たちには大人の人もたくさんいましたし、髪が白い人も何人かいました。そういった人も知的障害なら子供向けコンサートが楽しめるのでしょうか? 疑問です。
 私が付き合いのある障害者はほとんどが精神障害者なので、知的障害に関しては知らないことが多過ぎます。先日も脳に器質障害のある人が知的障害で、ない人が精神障害なのか、と仲間の精神障害の人に聞いてみましたが、結局分からずじまいでした。少なくとも私がデイケアを利用させてもらっている精神病院の入院患者の中にダウン症の人はいません。その辺のことを改めて勉強し直さないといけないな、と思いました。