山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

なんて言ってるの?(6)

2013-06-25 | 日記
草刈りをしたあとを見て母が、
「おまえはザマクナ」と言う。
…草が長めに残っており、粗雑なという意味である。

「虫よけにはクヨシが一番」
…ワラ束をくすぶらせたもので虫除けには効果あるが、
 人間にも煙たい。

「きんかんがモグレサバル
…たくさん実がついている様子をそう言う。

クドを使うか?」
・・・昔あったカマドのこと。
  ガスコンロのことをついそう言ってしまった母。

ショジなものがある」
…いろいろなものがある。

地域の防災について

2013-06-24 | 地域活性化
岩手県の陸前高田市長の戸羽 太(とばふとし)さんを
講師でお迎えして、防災の講演会が町内で開催された。

市長に就任して1か月も経たないうちにあの大震災が発生し、
そのときは、奥様も亡くされ、絶望を感じられたそうだ。

でも今は、2つのミッション(使命)が原動力となり、
土日も全国を飛び回るなど休みなしで頑張っておられる。

一つは、市長として、陸前高田市を復興させること、
もう一つは、2人の子供(中学生)を一人立ちさせることだそうだ。

講演を聞いて印象に残ったことをいくつかあげると、

・津波が来るとは言われていたが、
 大したことはないといった安心させる情報しかなかった。

・市の職員や消防団は最後まで逃げてはいけないといわれるが、
 被災後の対応もあり、逃げるルールを設けておくべきである。

・復興にあたって、農地法などがネックになっている。
 国会議員も復興を早くと口ではおっしゃるが、法律改正は大変だと…。

・タテ割行政の弊害に振り回されている。

・何をしてもらっていいかわからないので、
 とにかく来て見てもらうことにした。

・何かしたいなら、できるやつと友達になれとある人から言われ、
 今、フェイスブックを利用して人のつながりを広げている。

・被害に合った庁舎をどうするか意見が分かれている。
 観光として残す(特に外部の人)、見るとつらいので壊すという意見。

・奇跡の一本松の保存はお金がかかるが、募金で対応する。
 日本の技術力を試して、世界に売るという意味もある。

・災害は防げないので、ハードルを下げて、
 災いを少しでも軽くすることを考えている。

・高齢者と子供の心のケアが大変である。
 高齢者は、特に独居の男性が心配である。片親となった子供も多い。

・誰かに心配してもらっていることが、被災者の心の支えである。

・ぜひ旅行気分で来ていただいて、ジュースの1本でも買って、
 現地を見ていただき、その様子を伝えていただくことが復興に有効である。

・ハザードマップは、最低限のものと考えるべきで、
 それをベースに自分たちで考える必要がある。

・想定外の災害にも対応できるように、
 地域で日頃からコミュニケーションをとりチームワークをよくしておく。

わが市でも最近ハザードマップが配布された。
また、わが地区でも昨年防災マニュアルを作成したところである。

わが地区は、津波の心配はないが、土砂崩れや洪水が心配である。
防災マニュアルをつくったものの、避難のタイミングや避難方法などまだ不十分である。

今年は防災の日あたりに防災訓練ということで集まってもらい、
そこらあたりも話し合ってみたいと思っている。

アワフキムシ

2013-06-23 | 動物
草の茎などに白い泡が目につく。
ちょうどホタルが飛び出す頃である。

子供の頃、あの中にホタルの幼虫がいると教えてもらった。
実際に泡の中を見たら赤い部分もあったりして信じていた。

ホタルが泡をつくる草をホタル草と教えてもらった。
今でも家の裏にわざわざ植えてある。

大人になってからは、なんか違うような気がしていた。
エサとなるカワニナがいるところからずいぶん離れている。



最近、ホタルの生態を調べてみてわかった。
これはアワフキムシの幼虫らしい。

さっそく家の近くで見つけてきた。
中にいたムシを出してみた。

 

アワフキムシの幼虫は、尾っぽから粘液を出し、
腹部を伸縮させて空気を送って泡をつくる。

成虫になるまでこの泡の中で育ち、天敵から身を守る。
成虫は、セミに似ているが6~20ミリと小さいらしい。

このアワフキムシがホタルの幼虫と思っている人は、
案外多いような気がする。

がんばったカワニナ

2013-06-22 | 動物
先日の大雨で川が増水した。
放流したカワニナが心配だった。

大雨もおさまった2日後、川に行ってみた。
あの濁流でほとんど流されたと思っていた。

何とか残っていないかと、川の中をのぞいてみる。
まだ水量が多いのでわかりにくい。

やっぱり、だめだったかと思っていたところ…あっいた!
川の中からカワニナのひっついている石を取り上げて見た。



さらに川の流れが速くなっている石の上にもいるではないか。
水面から顔を出すようにして3匹もいた。

 

よかった! とりあえず10匹以上はいた。
増水のときはどうしていたのだろう?

大きな石の下流側などにしがみついていて、
おさまってきたので、水面近くに出てきたのだろうか。

それとも地上に避難していたのだろうか。
いずれにしても、よくがんばったとほめてやりたい。

ノアザミ

2013-06-21 | 植物
家の近くの道路沿いが紅紫色のノアザミの花できれいである。
まとまって自生しているので、草刈りをせず、しばらく楽しんでいる。

 

針状の多数の花が集まったもので頭状花序という。
花は針山のようで、葉にもトゲがあるので触れると痛い。

ズボンの上からでも触れると痛いことがある。
このトゲは、草食の獣から身を守るためらしい。

もう時期は過ぎてしまったが、
若芽は、天ぷらや和え物で食べられるらしい。

葉のトゲが気になるが、おいしいのかな?
来年の春先は収穫して食べてみようかな。