自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Campagnolo カンパニョーロ Cレコード デルタブレーキ その2

2011年02月27日 22時31分11秒 | パーツ
Kiyo Miyazawaに組み込んだこのブレーキの引きの硬さといったら
とんでもないものでした。
乗り始めは良いのですが、乗っているうちに握力がなくなりブレー
キを引くことが辛くなるのです。

デルタブレーキは、当初ヨーロッパのロードレースで使われている
写真を見かけることがほとんどありませんでした。最新のレーサー
でありながらひと世代前のレコードやグレードが下のアテナといっ
たサイドプルを組み込んだレーサーを多く見ました。
想像ですが、使う選手にとっては引きが重く、メンテナンスをする
メカニシャンにとっては扱いが面倒だったからではないでしょうか。
そこで出てきたのが、「コバルト」。ひと世代前のレコードをマイ
ナーチェンジしたモデルでした。




外見は、Kiyo Miyazawaに取り付けたデルタと同じですが、こちらは
似て非なる後期のデルタブレーキです。
このモデルなってからは、プロレーサーも使うようになりました。
ジャバラゴムが、白から黒になっただけではありません。



組み込まれているインナーの引き上げ機構が、菱形からもう一つクロ
スを増やした機構になりました。



比べて見るとお分かりと思いますが、機構の動きが変わったことで本体
のくぼみ(削られた部分)の形状も変わっています。

しかし、何よりも変わったのが、実はスプリングでした。
このモデルは、スプリングの変更、機構の変更によりブレーキの引きが
格段に軽くなりレスポンスも向上しました。



前モデルの引きが硬かったスプリングが、柔らかくなったのです。
(写真の左が、後期。右が、前モデル。)
左のスプリングは前モデルより少し細く、前モデルと材質も異なるよう
です。
スプリングが補修部品で手に入ったことをご存じの方は多くはないで
しょう。このパーツは、浜松町の「シミズサイクル」で入手しました。
ただ、前モデルに装着したことはなく、結局後期モデルを購入し今でも
こちらを使っています。



おまけとして、こんなモノも補修パーツとして保有しています。
きっとこの先使うことはないと思います。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とおりすがり)
2012-07-11 11:01:33
デルタブレーキが当初使われなくなり、コバルト(実際には前モデルのSレコードですが)が使われていたのは、デルタブレーキの初期のものは設計ミスで回収されたため供給できなくなったからです。
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