自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

チェーンの話 その2

2012年01月12日 22時37分54秒 | パーツ
チェーンをつなぐリンクの話です。

チェーンのナロー化が進んだことで取付工具も取り付け方法もより専門特化した反面、「ミッシングリンク」「コネクトリンク」という便利なものも登場しました。
Wipperman(ウィッパーマン)では、「コネクトリンク」。
KMCでは、「ミッシングリンク」と呼ぶようです。



チェーンの脱着が手でできるという優れものです。
最初のセッティング時には、チェーンカッターを使って長さの調整が必要ですが、取り付けには工具の必要がありません。
現在販売されているミッシングリンクは、メーカーも増え、また種類も豊富になりました。
6・7速、8速、9速、10速、そして遂にカンパ11速用まで販売されています。

便利なミッシングリンクを新しいチェーンのセッティング時から使うというのも一つの方法です。
しかし、カンパはチェーンを接続した部分による変速性能と強度・耐久性の低下を避けるために、接続部分を2度触れないように接続用のチェーンを補修パーツとして用意しています。
シビアな変速性能を求めるならば、やはりメーカー指定の方法を採用すべきなのでしょう。
ミッシングリンクを使う場合は、それなりに自身でメンテナンスと注意を心掛けた方が良いかもしれません。

私は、ミッシングリンクで接続する Wipperman Connex 1011 をカンパの10速に使っていますが、変速に不満はなくこれまで約4,000Kmでトラブルもありませんでした。
しかし、「見た目がきれいで伸びもないが、5,000Kmになれば潔く交換する!」という割り切りも必要で、それがトラブルを未然に防ぐ方法だと思います。




写真のミッシングリンクは、KMC製でカンパ10速(ウルトラナロー)用です。
ちなみにKMC 10速用には、シマノ・スラム用というものもありチェーンの幅が異なります。


試しに取り付けてみるとこんな感じです。



余ったチェーンに付けてみました。
取り付けた感じは、正に「ピッタリ」。変なガタつきもなく、それでいてスムースに動きます。



これを買い求めたのは、ライド時に携帯するためなのです。
チェーンカッター付のツールをライド時に携帯していますが、トラブル時にチェーンカッターがあったとしても接続することはできません。
そこでこのリンクを併せて携帯しておくことにしました。

ただ、実際のところ過去、チェーンに関するトラブルを起こしたことは一度もなく、そもそも本当に必要なものか?といこともありますが・・・。

コメント
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