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自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

ミニベロの話 その3 (日東 Dynamic Ⅱ)

2015年03月08日 20時43分47秒 | パーツ
ミニベロの話を始めたのは、下心があるからです。

「凝ったフレームでなくても構わないのでミニベロのフレームを新調したい!」
長年の思いが、最近急にふつふつと沸き上がりなかなか冷めません。

過去のミニベロに関する雑誌記事を引っ張り出したり、現行のミニベロを調べてみたり。
自分のミニベロの不満点を整理しながら構想を温めています。

ミニベロには、700Cロードとは異なりいくつか制約があります。
その一つが、ヘッドチューブ。



250mmを超えるようなヘッドチューブは、ロード用ではありません。
シートステイも同様です。BB下がりであるため通常よりも長いものが必要になります。
しかし先日、ハンドメイドバイシクル展でミニベロ用のフレームパイプがあることを知りました。
(時代は進んでいます)

次に気になっていたのがステムです。
フラットバーでプロムナード的に乗ると、ある程度バーの位置は高めが理想。
しかし、ステムをヘッドチューブから長く出してしまうと間延びしてカッコが悪く見えます。



フレームをスローピングにするか?
前上がりのステムを使うか?

前上がりのステムは、現在のミニベロやサイクラーにも使っています。


日東MT-12 突き出し 100mm
前上がり角度は、15° (105°)
このステムは、カッコがあまりよろしくありません。
日東パールのようであればグッドなのですが。

フレームをオーダーする時にステムもオーダーしてしまうか?
それも考えましたが、懲りすぎるのはNGとしてその前に他の策を考えることにしました。

すると予期せず、偶然こんなものを見つけました。

日東 DynamicⅡ 突き出し 110mm

形は、良いです。
角度は、見た感じ 90°
価格は、ディスカウント品でリーズナブル。

ところが、こんなロゴが・・・。





あぁ~。

ロゴが無ければ、「言うこと無し」だったのに・・・。
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MICHELIN Dynamic CLASSIC

2015年02月11日 22時32分15秒 | パーツ
単身赴任中は、赴任先に持って行き近所のお使いに使って重宝していたプロムナード。
最近では、年に数回乗る程度。
自室(地下駐輪場)の一番奥に置いているため、ちょい乗りするのには出すのが面倒なのがいけません。



ベースは約40年前のナショナル サイクラーで、メルクスオレンジに塗り替えハンドルをフラットバーにしています。



タイヤは、単身赴任中に交換した Vittoria ZAFFIRO 23C ですが既に8年経過。
交換した当時は、フレームに合う色を選んだつもりでしたが、自転車全体のイメージからすると浮いた感じは拭えません。
それほど傷みはないもののそろそろ交換時期でもあり交換することにしました。

交換するなら「トラディショナルな雰囲気のあるサイドがベージュのタイヤを」と探していたところショップで見つけたのが、MICHELIN Dynamic CLASSIC



サイドがベージュのタイヤ(サイドのケーシングに着色していないもの)は、Vittoria等でもありますが高級グレードのみ。
ちょい乗りにはもったいないものです。
このタイヤは、非常にリーズナブルでデザインも気に入りました。
乗り心地は問わないので十分です。



パーツの年代ともマッチし、随分落ち着いた感じになりました。
今年は、ちょいちょい乗る機会を増やします。

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セムスネジ

2014年12月27日 21時21分05秒 | パーツ
ボルトの首部分にワッシャーが付いているこのネジを「セムスネジ」と呼ぶそうです。
ワッシャーは首から落ちず、ボルトと一体となっているものです。



ステムのハンドルクランプ部に用いられていることが多く、Titanio からは外してしまいましたが、「Deda Zero 100」にも使われていました。





このステム、当分(恐らくずっと?)、使うこともなさそうなので掃除だけして保管するつもりでした。
比較的きれいではあるものの一応バラしてチェックをすることに。

クランプ部をバラすためにボルトを外していると、一つだけボルトに組み込まれたワッシャーが妙に緩く、ボルトから抜けそうなものがありました。
ワッシャーをネジ山に合わせて回していくとそこそこ動きます。
ボルトの真ん中あたりまで移動したところでストップ。
動かなくなってしまいました。
ここまで動いたので外してしまおうと、プライヤーでつかんで動かすとワッシャーは少し変形したものの外れました。





折角なので新しいワッシャーを組み込もうと、手持ちの近いサイズのワッシャーをはめてみることに。



「?」
はまりません。
ボルトのネジ部を通るワッシャーは、外径が大きすぎてステムに取り付けられなくなります。
ワッシャーの外径に合わすと内径が小さすぎてボルトを通すことができません。

「ワッシャーが特殊なサイズに違いない。」
ネットでワッシャーのサイズを調べてみましたが、ボルトを通すことができて外径が同じワッシャーはありませんでした。

「仕方が無い。内径をヤスリで広げるか・・・」
ほんの少し広げれば良いのです。
ワッシャーはステンレス製。
ステンレスは硬いのです!
通常の金属用ではステンレスに負けてしまいヤスリ目が潰れます。
ヤスリもステンレス用を用意し、試してみたものの「歯が立たない」。
「ほんの少し」が、ダメでした。
「ワッシャーを加工するのは無理」との結論に至りました。

「同じサイズのビスから取り外してはめれば良いかも・・・」
我ながら良いアイデアです。
「Deda Zero 100」のビスはチタン製ですが、同サイズのステンレスビスから取り出せばリーズナブル。
失敗したのはワッシャーを無理矢理回したから。ほんの少し広がればいいのです。
そして少し広がれば、すんなり抜けてすんなりはまるハズです。
そこで暖めることにしました。
こっそり小さな鍋にビスを入れ(見つかると面倒なことになります)、水をいれて沸騰させます。
かなり煮立ったところで取り出し、ラジオペンチとプライヤーで外そうと試みますが、全然ダメ。

水の沸騰ぐらいでは温度が低いと考え、ビスをプライラーでつかんでガスコンロの炎で直接あぶってみます。
「今度こそ」
ダメでした。

ようやく気付きました。
無理だということに・・・。

一つだけワッシャーの無い哀れなステムになってしまいました。


使わないので良いのですが。


あるショップで格安のチタンボルトを見つけました。
それが、最初に掲載したボルトです。



当たり前のようなこのボルト。
どうなっているのか、知りたくなりました。
調べてみると、名前は「セムスネジ」と呼ぶということ。
そしてこのワッシャーは、ネジを山を作る前に予め組み込んでいるということ。
更に驚いたのは、ネジ山は「切っている」のではなく、圧力をかけて山を盛り上げてネジ山にしているということ!
この方法、「転造」と呼ぶそうです。
ネジの世界では、当たり前のことのよう。

知っていたのなら無理にワッシャーを外すこともせず、入れる努力もしなくて済んだのに。
おバカさんでした。

ネジと言えば、タップとダイス。


中学の技術家庭(古い!)で実習したまま知識は増えていませんでした。

さてチタンのボルト。
どれくらいの重量かというと、

4本で9g

ステンレスだと

15g


左がチタン、右がステンレス

たった6g。
ステンレスで十分ですよね、普通の人は。
病気の人は、重量ではなく、「チタン」という響きが必要なようです。
処方箋、下さい。
コメント (2)
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Cinelli チネリ用 チタン製 シートピン

2014年12月07日 22時13分10秒 | パーツ
以前、手持ちのシートピンで「チネリ製?」というのを確かめるためにネット検索していると、純正ではないサードパーティー製のステンレスやチタン製のシートピンが多く出てきました。

ネットでは、「チネリの純正シートピンは、必ず折れる」とのこと。
私は折ったことはありませんが、色々な方のブログを読んでいると折れるような気がしてきます。
折れないのは、たまたま当たりが良いからだとか。
チネリユーザーは、遠出をする時、スペアタイヤと一緒にスペアのシートピンも携行するとか。
本当でしょうか?
しかし、シートピラーを触ることもほとんどなく、差し迫った不自由も感じなかったのでそのまま忘れていました。

たまたま見つけた「FRESH & FLY TOKYO」さんが、サードパーティー製のチネリ用シートピンを扱っていたのを思い出したのは、その店名がサイクルショップらしくなく印象に残っていたからです。

チートピンのことを尋ねると、在庫があるとのこと。
そして出して頂いたのが、チタン製のシートピン。


袋の金額を見て、ビックリ!!
てっきりステンレス製を扱っていると思っていたので心の準備はできていません。

このチタン製シートピンがいかに秀逸であるか、なぜ純正が折れやすいか等々を説明され、心が揺れ動き、気の弱い私は購入することにしました。

このシートピンは、いわゆる64チタンといわれる硬く強度はあるが、反面加工が非常に大変な素材でできています。
加工は、β-Titanium のブランドを持つ 日本特殊螺旋工業 が行っているとのこと。
モーターサイクルやカーレースにもパーツを供給するその筋では有名な企業らしいです。

さて、私にはオーバースペック?かもしれないチタン製シートピン。
オリジナル(純正)と比べてみました。

これは、オリジナル(純正)



こちらが、チタン製



並べてみると・・・(左:チタン、右:オリジナル)



非常に良くできています。
加工が難しいといわれる64チタンをこれだけ加工するにはそれなりのコストも掛かっているものと思われます。


取り付けた様子。
オリジナル



チタン製



オリジナルとチタン製の違いは、アーレンキーのサイズが異なること。
オリジナルが 5mm なのに対し、チタン製は 4mm。
ちょっと雰囲気が変わります。
本当に折れるのであれば、その心配を避けるために使うことにしました。
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チェーンリング その4

2014年11月09日 18時04分46秒 | パーツ
この DeRosa を初めて見た時は、まさに衝撃的でした。



ヘッドとシートの胴抜き、絶妙のカラーリングにパーツアッセンブル。
特にバイクの顔とも言えるチェーンホールは、アウターにスーパーレコード、インナーにレコードで組んでいたのです。
わざわざモデルの異なるパーツを組み合わせ、デザインの特徴を演出したのです。
それがまたカッコいい組み合わせ。
DeRosaのセンスの良さにスゴいと思ったのです。

Holksは、DeRosa をモチーフにしたのですが、無難に組んでしまいました。



しかし、Mini Veloは、クランクも替歯も単品で買い集めたのでDeRosa風に組みました。



チェーンホイールは、初期デュラエース。



初期のデュラエースのチェーンリングは、内径(クランクアーム側)のリングの位置がアウターとインナーでは異なり、外径(歯側)・内径の中間にブリッジまであるために、かなりごちゃごちゃしたデザインでした。
その後、EXシーリズのチェーンリングはスーパーレコード風に簡略したものになりました。
それはそれで洗練されたデザインだったのですが、Mini Veloにはあまりのもレーシーな感じだったのでその間をとってDeRosa風にしたのです。
Mini Veloの歯数は、53T×42T
アウター・インナーのデザインバランスは、なかなか良いものです。

Mini Veloのギア比は、ホイールが小さい分ロードより高くなります。
53T×42Tでは、平地でもフリーのトップ側ばかりを使い、インナー×ローを使うことなどほとんどありません。
ただ、この歯数であればギリギリフロントディレーラーが使えるというのが利点です。





このチェンリングは、56Tと47T
56T なんて、なかなかのビッグ ギアです。
ある地方のショップでたまたま見つけて購入。
いつか交換しようと暖めているもの。

しかし、重ねると・・・



イマイチ。
インナーが大きすぎるとバランスが悪くごちゃごちゃに。
トリプルのようにも見えます。
こういった組み合わせは、バランスが大事。
カッコ良く見えるポイント外すと反って見苦しくなります。

まっ、これまでずっと困っていないので、今のままにしておきます。
使わずに・・・。
コメント (1)
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