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自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

ミニベロの話 その9 (サカエ Pー3 ピラー)

2015年04月20日 22時52分55秒 | パーツ


一枚革サドルに合うピラーと言えば、サンプレックスに代表されるサドルレールを抱え込むタイプ。



写真は、サカエ P3 です。
サンプレックスなど高価すぎて手が届きません。
国産ではフジタ ベルトが代表。
現行ミニベロには、こちらを使っています。



裏側。


横から見るとピラーのヘッド部分がサドルに隠れます。



サカエP3も同タイプですが、ヤグラの位置がやや高めでしょうか。
販売当時の価格は、ベルトよりも手ごろなものでした。
購入して既に数十年。
ようやく日の目を見る日がやってきそうです。
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ミニベロの話 その8 IDEALE 80 (イデアル80)

2015年04月07日 23時00分41秒 | パーツ
密かに進行中のミニベロ更新計画。
以前ブログで「パーツは現行のミニベロから載せ換える」と書きましたが、実はウソです。
これ以上台数を増やさないために「載せ換える」ことで現行台数を維持するつもりなのですが、載せ換えなくてもほとんどのパーツが既に手元に揃っているのです。



ミニベロ用にとこれまで少しずつ買い集めたもの。
写真にはありませんが、ハブやフリーも。

一部をご紹介。

IDEALE(イデアル)80



先入観なのかもしれませんが「ミニベロには一枚革サドル」と思い込んでいて、随分以前に購入していたものです。
保存状態が良くなかったために表面に薄っすらカビが生えていました。
一枚革サドルのことは詳しくありませんが、恐らくイデアルの中でも廉価版です。
革にオイル加工が施されておらず、「革」そのものです。
そのため色も白っぽく高級感に乏しいサドルです。



現在のミニベロにも同じサドルを使っていますが、長年(30年以上)の使用でこんな感じになりました。



お尻からの油?のせいで表面はテカテカ。
ほとんど手入れもせず、雨にもあたることがありましたが大きな型崩れはしていません。
それだけ硬いということでしょうか?
デザインは気にっています。
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ミニベロの話 その7 アルマイトの剥離

2015年04月02日 22時44分26秒 | パーツ
素人の見立てなので正しいかどうか分かりませんが・・・

このステムの表面には、アルマイト加工の上にクリアの被膜処理がなされていたのではないか、ということです。
「ストリパー」溶剤にステムを浸けた時に、クランプ部分から活発に泡が出たのは、この部分にクリア被膜が無かったからで、クリア被膜が施されている本体部分は、バリアの役目をして化学反応を起さなかったのではないでしょうか。

それは、ステム本体をペーパーで削ってみて感じたことです。



表面を擦ると一旦白濁。
更に擦ると光沢のあるアルミの地肌が現れます。



シコシコペーパーを使ってアルマイトを剥がすのが、原始的ではあるものの最も良い方法だったということです。


(スポンジの表面が紙やすりになっている「サンドブロック」)

それにしても、時すでに遅し。
ロゴのあった部分は、ボロボロです。



このステムの役目は、終えました。
合掌。
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ミニベロの話 その6 アルマイトの剥離(ストリッパー)

2015年04月01日 23時02分14秒 | パーツ
クランプ部分からシュワシュワと泡は出ているもののそれ以外はあまり大きな変化が見られず、温度管理も必要なのでこの場も離れるこができず、じっとステムを見つめること40分。
ただ、化学反応により水素が発生しているとのことなので吸いこまないように注意をしなければなりません。



裏返してみたりもしました。

さらに40分。



これだけ時間をかけて反応がこの程度では何時まで経っても変化がないのでは?

裏返し、様子を見るために針金で表面を突いてみました。
特にプリントされたロゴの辺りを突いてみるとロゴが剥がれたのか黒い破片が溶剤の中に浮きました。
「オオー。ようやく剥がれ始めた」
調子にのってツンツン突っついていましたが、その後はあまり変化が見られません。
「もうこれ以上は無理っ!」と思ったところで引き上げました。

さて、アルマイトの剥離は如何に・・・。

結果、「あぁ~」。
アルマイトは剥離していません。
アルマイトは剥離していませんが、表面がボロボロに!!



針金で突っついたロゴの部分は、「表面」というより「本体」までが溶け崩れたような状態。
これは「アルマイトの剥離」とは違った結果です。
また、よく見るとポツポツ斑点のようにもなっています。



何が起こったのでしょうか?
ひょっとするとこのステムの表面はアルマイトではなかったとか?





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ミニベロの話 その5 アルマイトの剥離(ストリッパー)

2015年03月29日 22時00分33秒 | パーツ
これまで自転車に関連する失敗は数々起こしてきましたが、今回の失敗はその中でもなかなかのものでした。

ショップのディスカウント品で、ミニベロ用に購入した 日東ダイナミックⅡ。

ブランドロゴがプリントされていなければ文句なしのステムだったのですが、片側それも右側だけにプリントされていました。
何とか消すことはできないものか?
それが事の始まりです。

まず最初に試みたのが、「サンエー パール」を使うこと。
「サンエー パール」は研磨剤の一種で、細かい研磨粒子でノベルティグッズ等にプリントされている企業名等を消すことができます。
ステムのブランドロゴが、表面にプリントされたものであればこれで一発解決!
・・・とは行きませんでした。
結果、全く効果がなく変化はありません。
このロゴは表面ではなく、表面(クリア層)の下にプリントされているようです。

ステムの表面=アルマイトを剥がせばロゴも消えるはずです。
アルマイトを剥がす方法としては、耐水ペーパーでシコシコ削り落とす方法もありますが、もう若くはありません。
以前、チネリ1Rで行ったことをまたする元気もないのでここは薬剤に頼ることにしました。

雑誌で知った「EASY OFF オーブンクリーナー」と「ストリッパー」。
「EASY OFF オーブンクリーナー」は、スプレータイプで輸入品。
「ストリッパー」はドブ漬けタイプで国産です。
アルマイトが上手く剥離できるのであれば、後々重宝すると考え今回は「ストリッパー」を試すことにしました。



通販で購入。


溶剤は、水酸化ナトリウム溶液で容量は4L。
結構使えそうです。
さて、作業を始める前に準備が必要です。
ステムを溶剤にドブ漬けするための容器の用意。
注意書きには、ステンレス缶もしくはポリプロピレン容器とあります。
ステンレス缶は新たに購入すると結構値が張ります。
しかもステムを浸す程度の大きさもなかなか見つかりません。
ポリプロピレン容器は、100円ショップでも手に入ります。
大きさも豊富にありちょうどよいサイズもありました。
容器は、「大は小を兼ねる」ということで大きいものが良いように思えますが、それだけ溶剤が入ってしまうのでロスも多くなります。
溶剤の価格と容器の価格を比べると容器は使い捨てと割り切った方が良いようです。

準備の二つ目は、溶剤の温度管理です。
注意書きには、「30℃~60℃」と記載があります。
真夏の日中ならいざ知らず、まだようやく春を迎えようという季節では室温をここまで上げることなどできません。
そこでヒーターで溶剤を温めることにしました。
(実は、外気10℃の中で一度試したのですが反応が悪く、1時間も寒い中ジッとステムの表面を眺めてもののあきらめたのでした。)
ヒーターは、キッチン用で「そろそろ寿命か?」というほど古いものです。
万一、ダメににしても惜しくないものを用意しました。
ポリプロピレン容器は、上限温度が120℃まで耐熱のようなので「たぶん大丈夫」と考えました。

準備が整ったところでヒーターの電源を入れ徐々に温度を上げていきます。
ほんわか溶剤の温度が上がったところでステムを投入。



細かい泡がシュワシュワと出て反応しているようです。
特にクランプ部の内側が強く反応しています。
この部分は、光沢のあるアルマイトではなく、どちらかと言うとザラッとした表面。
溶剤と反応しやすいようです。

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