下田校 佐々木です
まだまだ暑い今日このごろ、
8月が終わり、もう9月に入ったという実感はいまいち湧いていませんが、
時の流れの速さをしみじみと感じています。
とはいえ暑さに辟易としているのは事実ですから
早く秋になってほしいと願うばかりです。
最近の日本では
四季が曖昧になったような偏りが大きくなったような気がしますが、
秋が1番好きです。
イネ科のアレルギーを持っていますが、
それでも春より花粉症の症状がマシで、
夏より涼しく冬より寒さが厳しくない季節。
何より紅葉した葉と夕焼けが澄んだ空気に映えるところは唯一無二の美しさをもっています。
赤く色付いた楓の葉を、赤とオレンジの曖昧な境界線でできた夕暮れの太陽のもと、
少し肌寒いくらいの晴れた日に見れたらその一年の元(という概念が正しいのか、
そもそもあるのかは疑問ですが)を取ることができるくらい満たされるだろうなと思います。
川や海といった水との親和性が高いところもポイントです。
水面の揺れに従って散る光は瞬きすることを厭わせるほど魅力的に写ります。
油断すれば日は完全に沈んでしまい、
気づいたときには人工的な灯りや月に照らされている、
なんてことも有り得るくらい目を引く光景です。
川や海、湖っていうのは
それだけでも綺麗なのに何かを写す鏡となったとき、
その本質すらも見通せそうなほど輝くところが素敵だと思います。
空を見上げることが増えてきました。
夕暮れに限ったことではありますが…。
昼間は日差しから逃げるように日傘の下にいるから空の色をまじまじと見た記憶がありません。
蒸し暑さににじむ汗の不快感から逃げるべく早足に歩いてばかりいるような気がします。
やっぱり夕方が自分には1番適しているのかもしれません。
オレンジ色を特別好んでいる訳ではありませんが、
オレンジ色の光には抗いがたい魅力があるように感じます。
柔らかいあたたかさを感じるからでしょうか。
夏の太陽の光は圧倒的な強さをもっているから惹かれないのかもしれません。
やっぱり秋が恋しいです。