うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

努力した者が全て報われるとは限らんが、成功した者は皆すべからく努力しておる。

2016-01-07 15:36:14 | カズナリ先生より

 

今日から新学期ですね。

早いものです。

 

休み明けから

淡々と皆が塾に来ていましたので

曜日の感覚はあるのだけれど

日にちの感覚が薄れて、

一週間たったのかどうかがつかみづらいです。

 

 

センターまで10カウントダウン始まったところですか。

5教科リスニング有だったら

一日85点あげるだけで、本番満点取れますね。

教科あたり17点、その問題数にすると2~5問。

楽勝ですね。

 

 

さて

 

今年で平成28年になったのですが

実際、

平成の元号が始まったのがいつからかというと

1988年1月8日からであります。

 

ということは

28年前の今日は

昭和最後の日になったわけです。

 

昭和生まれも

27歳が最年少ということでね、

これまた時がたつのが早いわけですよ。

 

で、

箱根駅伝の話になるわけですが

今年、順天堂大学に27歳の陸上部員がいました。

昭和最後の男です。

ランナーとしては走りませんでしたが、

給水係として、30m走りました。

 

ストレートで大学に入り、

卒業すると22歳で出ることになりますが

なぜ、この部員は27歳で箱根にいたのか。

 

彼は全国高校駅伝で優勝するなど

陸上エリートだったのですが、

経済的な理由で、大学進学をあきらめ

就職をしました。

しかし、箱根で走りたいという夢が捨てられず

5年間、働いて学費を貯めて

順天堂大学へ進学することができました。

結果として、故障が続き、

箱根を走者として走ることは叶いませんでした。

 

ただ、箱根には

走者以外で唯一コース内で走れる役割があります。

それが給水係です。

以前は、監督がしていたのですが、

それが禁止されてからは学生部員が担当しています。

 

ランナーがちょうど苦しくなる地点からの30m。

時間にして5秒くらい。

5年間働いてまで夢見ていた彼の

走った箱根は、その30mでした。

 

しかし、彼にとっては後悔はなかっただろうし

それは伴走している表情からもうかがえました。

 

成功している人は、すべてが努力をしている人ですけれど

努力は往々にして実りません。

夢や目標をかなえる人もほんの一握りです。

 

ただ、努力は本来の目標と違ったところで花開くこともあります。

 

彼の場合は、大学に進学したという事実であり、

その結果として体育教諭の免許を取る機会を与えられ、

後進を育てることのできる第一歩を踏み出せる可能性が生まれました。

 

そして、彼が30m走ったことで、

全くかかわりのない僕が彼を知ることのできる機会も生まれましたし、

また彼を知って、大学進学をあきらめているような彼と同じ境遇にある人たちの励みにもなったと思います。

 

彼の夢や目標は大きな意味では成立しなかったのかもしれませんが

他の人たちに夢や目標を与えたことは確かだと思います。

 

今している努力が

何に結びつくかはわからないけれど、

していない奴には絶対にわからない、何かにつながり

いつか花が開くと思います。

 

それは自分の期待しているところやタイミングでは咲かないかもしれませんが

ただ、信じてやるしかないわけです。

 

夢を持ち、それを確かな目標にかえてがんばっていきましょう。

 

 

 

 

 

僕の夢は30mでなく300円という結果に終わりました。

今年こそは10億、当てようと思っております。

 

 

 

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