中国福建省家庭料理シリーズの最終回、その他料理編をやっつけちゃいましょう!(笑)
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ちなみに前2回はコチラです↓
中国福建省家庭料理~前菜編~http://blog.goo.ne.jp/mazumatic/e/84764c5366e43792a401d7f77478aa2e
中国福建省家庭料理~肉&魚編~http://blog.goo.ne.jp/mazumatic/e/5206b380a31b04fe416ffb144a165b6f
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その他料理編の前に、どう考えても肉&魚編に入れるべき料理をひとつ忘れていたので紹介します。
イシモチのから揚げ甘酢餡かけ(?)です。

イシモチというと、食べ方によっては非常に美味しいと言われるものの一般的にはなじみが薄く、決して高級魚ではない微妙な白身魚、というイメージがあるのではないでしょうか。
実は私もあまり積極的に食べたことが無い魚だったのですが、この料理にはちょっとビックリしました。
何故かって? それは、とても美味しかったからです(^^)v

揚げた衣はパリッとしているし、身はふっくらしていて柔らかいし、淡白な白身と甘酢餡の組み合わせもバッチリです。これは、イシモチが美味しいというよりも、この料理自体の完成度が高いということなのかもしれませんが、とにかくこの日、こんなに美味しい魚料理が食べられると思っていませんでしたm(_ _)m
ということで、ようやく『その他料理編』にいきたいと思います。
最初はこちら、福建風茶碗(ドンブリ)蒸し(?)です。

もちろん、ドンブリのまま食べるのではなく、みんなで取り分けて食べることになります(笑)

味はですねぇ、福建風とは書いたものの、日本の茶碗蒸しと極めて近いです。
ただ、茶碗蒸しだと考えると、どうしても日本の茶碗蒸しのほうが奥深い繊細な味わいがあるので、あえて“福建風”と書かせてもらいました。ただし、日本の茶碗蒸しでもあまり気合の入っていないもの(安いセット料理のおまけみたいなヤツ)に比べたら、コチラの方が美味しいというぐらいのしっかりした料理でした。
次は野菜の炒め物2種類、まずはカリフラワー炒め(?)です。

そして空芯菜の炒め物です。

カリフラワーも空芯菜も私は大好きなので、これはありがたかったですね。
にんにくの効いた中華風炒めというのは独特の美味しさがありますが、カリフラワーも空芯菜も、(野菜としてのタイプは全く違いますが)本当にこの味付けが合うと思いました。
さて、次からは、生まれて初めて食べた不思議な麺料理の紹介です。
まず、淡白なスープがベースの米粉麺(太めのビーフン又はフォーのようなもの)で、これを(1)とします。

こちらは鴨と椎茸の濃厚なダシが出たスープで、これを(2)とします。

そしてなんと、(1)と(2)を食卓で混ぜ合わせて、福建風米粉ラーメン(?)の完成です!

これはですねぇ、マジで美味しかったです。特にスープが、というか、このスープの不思議な奥深さは、まさに初めての体験でした。言葉で表現するのは難しいのですが、淡白な中華スープに濃厚でしっかりした味の鴨スープを合わせることで、とても複雑な味になるんですよね。
そして嬉しいのは、食卓で混ぜるがゆえに味の濃さを好みで調整できること。聞くところによると、福建省ではその場で混ぜながら食べるのが普通だそうで、これは頭が良いなぁ、と思いました。
麺はこんな感じで、白い中太麺です。

米粉の麺なので味はサッパリしたものなのですが、すぐにブツブツと切れてしまうのが気になりました(笑)
感じとしては、この麺さえ何とかすれば、とにかくスープの美味しさが絶妙なので、日本で通常メニュー化しても(或いは屋台風の専門店にしても)充分やっていけるような気がします。
そうですねぇ、上手くいくかどうかは分かりませんが、九州で使われる細麺をあわせてみたら面白いかもしれません。
こちらは鴨肉です。

写真のようにゴロンと切られた鴨肉って、珍しいですよね。でも、福建省ではこんな感じなのだそうです。
それと、向うではこの鴨のスープだけを飲むこともあるのだそうですが、私の印象では、それだとちょっと濃厚さが前面に出過ぎてしまう気がします。
やはりこれは、白いスープと茶色いスープを混ぜてこそ完成する料理なのだと思います。
この頃にはすっかりお腹は一杯だったのですが、デザートのゴマ団子は食べられました(笑)

ゴマ団子自体は、いろいろな中華料理屋さんで出してくれるポピュラーなものですが、ここで食べたお団子は、絶妙な甘味といいモチモチ感といい、私が今まで食べたものの中でも一、二を争うレベルの高さでした。
簡単に言うと、このお団子を食べた瞬間に、『ああ、今まで食べた料理は福建家庭料理としてとてもレベルが高いものだったんだなぁ』ということが分かる、それぐらい美味しいお団子でした。
最後に、(お店のメニュー外なのに)一生懸命ふるさとの料理を再現し、こんなに素晴らしい体験をさせてくれた中華料理屋さんの紹介をしておきます。
飛龍菜館
品川区東大井5-2-13 大井ビル2F
03-3450-7658
このお店、通常は一皿300円以下の料理と一杯300円以下のお酒が売りの激安中華料理店で、いつ行っても満席に近いという人気店です。ですので、私が紹介した料理は頼んでも“絶対に”出てきませんので、そのつもりでお願いします。(その代わり、お腹一杯食べて飲んでも驚くほど安く済みます!)
え? 一体どんな関係でそんな料理を作ってもらったのかですか? うーむ、それだけは内緒ですm(_ _)m(笑)
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ちなみに前2回はコチラです↓
中国福建省家庭料理~前菜編~http://blog.goo.ne.jp/mazumatic/e/84764c5366e43792a401d7f77478aa2e
中国福建省家庭料理~肉&魚編~http://blog.goo.ne.jp/mazumatic/e/5206b380a31b04fe416ffb144a165b6f
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その他料理編の前に、どう考えても肉&魚編に入れるべき料理をひとつ忘れていたので紹介します。
イシモチのから揚げ甘酢餡かけ(?)です。

イシモチというと、食べ方によっては非常に美味しいと言われるものの一般的にはなじみが薄く、決して高級魚ではない微妙な白身魚、というイメージがあるのではないでしょうか。
実は私もあまり積極的に食べたことが無い魚だったのですが、この料理にはちょっとビックリしました。
何故かって? それは、とても美味しかったからです(^^)v

揚げた衣はパリッとしているし、身はふっくらしていて柔らかいし、淡白な白身と甘酢餡の組み合わせもバッチリです。これは、イシモチが美味しいというよりも、この料理自体の完成度が高いということなのかもしれませんが、とにかくこの日、こんなに美味しい魚料理が食べられると思っていませんでしたm(_ _)m
ということで、ようやく『その他料理編』にいきたいと思います。
最初はこちら、福建風茶碗(ドンブリ)蒸し(?)です。

もちろん、ドンブリのまま食べるのではなく、みんなで取り分けて食べることになります(笑)

味はですねぇ、福建風とは書いたものの、日本の茶碗蒸しと極めて近いです。
ただ、茶碗蒸しだと考えると、どうしても日本の茶碗蒸しのほうが奥深い繊細な味わいがあるので、あえて“福建風”と書かせてもらいました。ただし、日本の茶碗蒸しでもあまり気合の入っていないもの(安いセット料理のおまけみたいなヤツ)に比べたら、コチラの方が美味しいというぐらいのしっかりした料理でした。
次は野菜の炒め物2種類、まずはカリフラワー炒め(?)です。

そして空芯菜の炒め物です。

カリフラワーも空芯菜も私は大好きなので、これはありがたかったですね。
にんにくの効いた中華風炒めというのは独特の美味しさがありますが、カリフラワーも空芯菜も、(野菜としてのタイプは全く違いますが)本当にこの味付けが合うと思いました。
さて、次からは、生まれて初めて食べた不思議な麺料理の紹介です。
まず、淡白なスープがベースの米粉麺(太めのビーフン又はフォーのようなもの)で、これを(1)とします。

こちらは鴨と椎茸の濃厚なダシが出たスープで、これを(2)とします。

そしてなんと、(1)と(2)を食卓で混ぜ合わせて、福建風米粉ラーメン(?)の完成です!

これはですねぇ、マジで美味しかったです。特にスープが、というか、このスープの不思議な奥深さは、まさに初めての体験でした。言葉で表現するのは難しいのですが、淡白な中華スープに濃厚でしっかりした味の鴨スープを合わせることで、とても複雑な味になるんですよね。
そして嬉しいのは、食卓で混ぜるがゆえに味の濃さを好みで調整できること。聞くところによると、福建省ではその場で混ぜながら食べるのが普通だそうで、これは頭が良いなぁ、と思いました。
麺はこんな感じで、白い中太麺です。

米粉の麺なので味はサッパリしたものなのですが、すぐにブツブツと切れてしまうのが気になりました(笑)
感じとしては、この麺さえ何とかすれば、とにかくスープの美味しさが絶妙なので、日本で通常メニュー化しても(或いは屋台風の専門店にしても)充分やっていけるような気がします。
そうですねぇ、上手くいくかどうかは分かりませんが、九州で使われる細麺をあわせてみたら面白いかもしれません。
こちらは鴨肉です。

写真のようにゴロンと切られた鴨肉って、珍しいですよね。でも、福建省ではこんな感じなのだそうです。
それと、向うではこの鴨のスープだけを飲むこともあるのだそうですが、私の印象では、それだとちょっと濃厚さが前面に出過ぎてしまう気がします。
やはりこれは、白いスープと茶色いスープを混ぜてこそ完成する料理なのだと思います。
この頃にはすっかりお腹は一杯だったのですが、デザートのゴマ団子は食べられました(笑)

ゴマ団子自体は、いろいろな中華料理屋さんで出してくれるポピュラーなものですが、ここで食べたお団子は、絶妙な甘味といいモチモチ感といい、私が今まで食べたものの中でも一、二を争うレベルの高さでした。
簡単に言うと、このお団子を食べた瞬間に、『ああ、今まで食べた料理は福建家庭料理としてとてもレベルが高いものだったんだなぁ』ということが分かる、それぐらい美味しいお団子でした。
最後に、(お店のメニュー外なのに)一生懸命ふるさとの料理を再現し、こんなに素晴らしい体験をさせてくれた中華料理屋さんの紹介をしておきます。
飛龍菜館
品川区東大井5-2-13 大井ビル2F
03-3450-7658
このお店、通常は一皿300円以下の料理と一杯300円以下のお酒が売りの激安中華料理店で、いつ行っても満席に近いという人気店です。ですので、私が紹介した料理は頼んでも“絶対に”出てきませんので、そのつもりでお願いします。(その代わり、お腹一杯食べて飲んでも驚くほど安く済みます!)
え? 一体どんな関係でそんな料理を作ってもらったのかですか? うーむ、それだけは内緒ですm(_ _)m(笑)

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