NIKKEI NET 『年金保険料の事務費への使用禁止見送り 厚労相』
----ここから引用(抜粋)------------------------------
長妻昭厚生労働相は16日の記者会見で、公的年金保険料の事務費への使用禁止を2010年度は見送る方針を表明した。民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で使用禁止をうたっていた。
年金保険料を使わない場合には、年間2000億円の事務費を計上する必要がある。財源のめどが立たないため、15日に提出した10年度予算の概算要求には盛り込まなかった。
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主にテレビで前政権下における年金問題を批判することで存在感を増し、一部では“ミスター年金”と呼ばれている長妻厚労相ですが、その長妻大臣がもっとも力説していたのが、この“年金保険料の事務費への転用防止”です。
簡単に言うと、『年金の掛け金を年金支給以外に使うな』という、まあ、それだけ聞くともっともなことなのですが、当然ながらその為には、年金支給事務に掛かる費用を別に予算化しなければいけません。
長妻大臣はかつて、『そういう費用は別に予算化するのが当たり前』と簡単に言っていましたが、結局、今の財政状態ではそんな予算化など出来るわけもなく、来年度も大臣言うところの“年金掛け金ピンはね”状態を継続する決断をしたようです。
また、長妻大臣が『絶対にやる』と言っていた消えた年金調査のための費用、約2000億円の確保も怪しいと思います。“正しいことをやるためにはお金をいくら使ってもいいです”なんていうことはないですから、恐らくその2000億円も、今後の削減項目に入ってくる可能性は高いと思います。
結局のところ厚労省としては、民主党の目玉政策であり、巨額の予算を必要とする“子供手当て”を実現しなければならず、この先、長妻大臣が今まで他人を“馬鹿扱い”してまで正論として語ってきた年金関係の施策推進(=予算確保)は、かなり先送りになるのではないでしょうか。
それから、長妻大臣が2010年度概算要求に関する記者会見を欠席したのも納得がいきませんね。
今まで、そういうことをした大臣が居たら、あなたはどんな口調でその人を糾弾したでしょう。おそらくは『逃げた』とか『説明責任放棄』とか言って、コテンパンにやっつけていたのではないでしょうか。
他人を糾弾するからには、自らの行動をより厳しく律していくのは当然のことです。
テレビで格好よく前政権を追求していたのが、ただのパフォーマンスなのかどうか、結果を出すのはこれからの発言と行動次第です。他の大臣や労働組合関係者の圧力に負けず、不退転の決意で頑張ってください。
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長妻昭厚生労働相は16日の記者会見で、公的年金保険料の事務費への使用禁止を2010年度は見送る方針を表明した。民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で使用禁止をうたっていた。
年金保険料を使わない場合には、年間2000億円の事務費を計上する必要がある。財源のめどが立たないため、15日に提出した10年度予算の概算要求には盛り込まなかった。
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主にテレビで前政権下における年金問題を批判することで存在感を増し、一部では“ミスター年金”と呼ばれている長妻厚労相ですが、その長妻大臣がもっとも力説していたのが、この“年金保険料の事務費への転用防止”です。
簡単に言うと、『年金の掛け金を年金支給以外に使うな』という、まあ、それだけ聞くともっともなことなのですが、当然ながらその為には、年金支給事務に掛かる費用を別に予算化しなければいけません。
長妻大臣はかつて、『そういう費用は別に予算化するのが当たり前』と簡単に言っていましたが、結局、今の財政状態ではそんな予算化など出来るわけもなく、来年度も大臣言うところの“年金掛け金ピンはね”状態を継続する決断をしたようです。
また、長妻大臣が『絶対にやる』と言っていた消えた年金調査のための費用、約2000億円の確保も怪しいと思います。“正しいことをやるためにはお金をいくら使ってもいいです”なんていうことはないですから、恐らくその2000億円も、今後の削減項目に入ってくる可能性は高いと思います。
結局のところ厚労省としては、民主党の目玉政策であり、巨額の予算を必要とする“子供手当て”を実現しなければならず、この先、長妻大臣が今まで他人を“馬鹿扱い”してまで正論として語ってきた年金関係の施策推進(=予算確保)は、かなり先送りになるのではないでしょうか。
それから、長妻大臣が2010年度概算要求に関する記者会見を欠席したのも納得がいきませんね。
今まで、そういうことをした大臣が居たら、あなたはどんな口調でその人を糾弾したでしょう。おそらくは『逃げた』とか『説明責任放棄』とか言って、コテンパンにやっつけていたのではないでしょうか。
他人を糾弾するからには、自らの行動をより厳しく律していくのは当然のことです。
テレビで格好よく前政権を追求していたのが、ただのパフォーマンスなのかどうか、結果を出すのはこれからの発言と行動次第です。他の大臣や労働組合関係者の圧力に負けず、不退転の決意で頑張ってください。
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