◇蛯名調教師のコメント 「だんだんと状態が上向いてきましたし、牧場ではすでに小さい障害を飛んでいましたので、ここからはトレセンのほうで。ジョッキーにも乗ってもらい、大きな障害まで飛ばしてみて、そのセンスや感触を窺っていきたいと思います。もちろん平地という選択肢もありますが、まずは障害練習から着手していきましょう」
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今週水曜の近況で、ジェットレーシングにおいて「練習初日から50cmほどの障害を飛んだ」こと、そして「段階的に進めつつ、さらに様子を窺っていきたい」と伝えられていたセントアイヴスが、なんと電撃的に美浦トレセンに帰厩、障害練習についてはトレセンで(ジョッキーに乗ってもらいながら)進めていくことになりました。
もちろん、障害飛越はきちんと勉強しないとダメですし、早い段階からジョッキーに面倒を見てもらえるならそれに越したことはありません。その点、今回の蛯名先生のご判断はありがたいものですし、ジェットレーシングからの現状報告を確認したうえで、それなりに期待をされているのだとしたら、なかなか嬉しい話です(^^ゞ
ちなみに最終的に平地に戻ることも可能性としてゼロではないでしょうが、例によって現状ではレース選択と除外のハードルがありますし、蛯名先生が仰る通り、まずは障害練習をきちんとこなし、障害デビューをめざす流れを優先で。。その上で、障害練習による心身の成長やトモの強化が実感できたとき、平地については改めて考えるでイイと思います。
ところで、セントアイヴスに付き合ってくれる障害ジョッキーは誰になるのかな??
【2023/12/3中京12R 栄特別(1勝C/芝2200m)でのセントアイヴス:公式HPより】
バスラットレオンは2月24日(土)サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ6R 1351ターフスプリント(G2・芝1351m)に坂井瑠星で出走します。
- 24.02.13 助 手 栗東坂良 1回 52.3-37.6-24.4-12.1 馬ナリ余力
- 24.02.07 助 手 栗東CW重 6F 79.5-65.0-51.4-37.0-12.2(7) 一杯に追う
フォーエバーヤング(三オープン)一杯の外0.5秒先行0.4秒遅れ
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概ね国内で仕上げは済ませていますので、火曜日の最終追い切りはごく軽い内容。それでもフォーエバーヤング、リビアングラスに比べてしっかりやれているのは良いことだと思いますし、少なくとも昨年並みに状態が良いのは間違いないですね。
岡助手のコメントにも自信が滲み出ていますし、ここまでは本当に予定通りの調整ができている、そしてバスラットレオンがそれに応えようとしているのがヒシヒシと伝わってきます!
レースを中東でやる以上、そしてバスラットレオンがディフェンディングチャンピオンである以上は、ノーマークで逃げられる…なんてことにはならないでしょう。最終追い切りの動画を見ても、陣営が『余力を保って4角に入りたい…』と考えている様子が感じられますし、おそらくは、4角で逃げるウイングレイテストの外に並びかけるカタチを狙っているのではと…。
いずれにしても、良い状態で本番に臨めそうなのが何よりです。ここまで来たら現地の皆さん、レースでは坂井瑠星騎手に全てをお任せし、こちらは腹を括って応援あるのみです。そして、最大の敵である寝落ちだけには気をつけたいと思います!
【キングアブドゥルアジーズ競馬場のバスラットレオン:公式HP(24/2/22更新)より】
美浦トレセン在厩のピークブルームは、21日にウッドを併せ馬で追い切られています。2/21の馬体重は442kgです。
- 24.02.21 吉田豊 美南W重 6F 86.8-70.2-54.6-39.0-11.8(4) 直強め追う
メイショウソムリエ(三未勝)馬ナリの内0.7秒追走同入
- 24.02.18 助 手 美南坂良 1回 57.7-41.0-26.6-12.7 馬ナリ余力
メイショウソムリエ(三未勝)馬ナリに0.6秒先行同入
- 24.02.14 吉田豊 美南坂良 1回 54.5-39.0-25.9-13.0 馬ナリ余力
ピエフォール(古馬1勝)馬ナリに0.3秒先行同入
◇蛯名調教師のコメント 「直前で仕掛けられて一旦抜け出すもパートナーに来られて併入。吉田豊騎手によれば、『やる毎に良くなっていますが、右にモタれ気味でした』とのこと。原因は定かではありませんが、まだ体のバランスが取れていないのが一因かもしれません。とはいえ、先週よりはウォーミングアップ時や追い切りでの動きも良かったようですし、周回が左回りから右回りに変わったのも良かったのではないでしょうか。適性についてはまだ何とも言えないものの、前走で終いに少し脚を使っていましたので、牝馬同士の芝2000mに向かい、今後を占っていければと思います。来週3月3日(日)中山6R 3歳未勝利・牝(芝2000m)の予定です」
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まだ100%満足の内容とはいきませんが、先週の追い切り後のコメントに比べて、今週はだいぶ前向きになってきたのは確かです。まあ、目標レースまでにはまだ一週間ありますし、さらに良化する余地もありそうですから、ここは目標変更せずにチャレンジする方針で良いだろうと思います。(先週は『出走延期しても…』と一瞬考えましたが(^^;))
それにしても、本馬に関しては蛯名先生と吉田豊騎手がタッグを組んで、実に細かいところまでチェックをしてくれていますよね。最後は結果が全てとは言え、そこに至るプロセスを大事にするのは、ピープブルームのような難しさのある牝馬には必要なことだと思いますし、そういう積み重ねがいずれいきてくるだろうと思います。
ということで、まずは3/3の中山芝2000m戦でどこまでやれるのか。。何となく、馬が自信を持つことも大切な気がしますので、良いイメージでレースを終えられる流れになって欲しいと思います。頑張れ!m(_ _)m
【美浦トレセン在厩のピークブルーム:公式HP(2024/2/22更新)より】
栗東トレセン在厩のマジックブルーは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇金羅助手のコメント 「軽い運動で状態を窺っていますが、特に目立った疲れや反動は見受けられず、いい意味で変わった様子はありません。前走で発走委員から注意を受けていますので、次回はより厳しい目が向けられる可能性もありますからね。発走調教再審査になるのは避けたいところ。よって、まずはしっかりと練習を重ねた上で、次走を考えていくことになります」
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前走では最後まで頑張ってくれましたし、着順としても初めての掲示板に載りはしたものの、(練習していたにも拘らず)ゲートの課題がモロに出た末の結果でもあったので、全面的に喜べるレースにならなかったのも確かです。しかも、レース後に発走委員から注意を受けていたとなると… (目立った疲れや反動がないのは良かったのですが…)
その意味では、金羅助手の「発走調教再審査になるのは避けたい」というのは確かにその通りだと思いますし、再審査をくらう前にきちんと練習をして問題を解消しておきたい、というのは正しい(?)アプローチだと思います。
まあ、走りやレースぶりにはそれなりの進歩が見られただけに、ゲートの課題を引きずってしまうのは勿体ないですからね。次走に向かうにあたっても、ここでしっかり練習しておくことは必ずプラスになるはずなので…。そうですねぇ、少し時間が掛かっても、一緒に走る馬たちに迷惑をかけない自信がついてからの出走で仕方がないかもしれませんm(_ _)m
【2024/2/18京都3R 3歳未勝利(ダ1900m)でのマジックブルー:公式HPより】