シュウジデイファーム在厩のパンサラッサは、先週後半よりＢＴＣ入りを開始しています。
◇石川代表のコメント 「現在は屋内のダートトラックを２～３周、そして坂路で普通キャンター１本を消化。行きたがるようなところをみせるくらいですし、前走の疲れが抜けて元気に駆けてくれています。調教師によれば、『これから進めていく中での調子を見つつ、この夏の動向を定めていきたい』とのことでした」
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すでにＢＴＣで元気に駆けているとのことなので、状態面に関しては全く心配なさそうです。
その一方で、『これから進めていく中での調子を見つつ、この夏の動向を定めていきたい』と、次走に関しては、まるでクレッシェンドラヴの近況を見ているかのようなコメントになっています。ただ、矢作先生の場合は考えがまとまっていれば、あるいは２パターンのうちどちらか…といった状況になっていれば、（ファンサービス的にも）黙っていないだろうと思いますので、本当に難しい検討になっているのかもしれません。（オーナーサイドを含めて…）
いや、もちろん当面のレース、例えば札幌記念（8/21札幌）に出るか出ないかだけなら二者択一なわけですが、パンサラッサのような馬については、札幌記念で始動、その後は○○を最大目標に…といったアナウンスをするのが望ましいですからね。
ちなみに勝手な推測を書いてしまいますが、あえて『この夏の動向』という表現、『秋』ではなく『夏』という言葉を選んだのだと考えれば、『これから進めて間に合うようなら札幌記念も検討したい』と解釈することもできるかなと…。もしも札幌記念に出るとなればレースまであと一ヶ月ですから、もうそんなに時間がたくさんあるわけでもなく、ここからの一週間でどこまで進めるかがポイントになりそうです。
【2022/6/26阪神 宝塚記念（G1/芝2200ｍ）でのパンサラッサ：公式HPより】
吉澤ステーブルＥＡＳＴ在厩のカイザーノヴァは、現在は、おもに内馬場でダク、ハッキングの準備運動後、外馬場にてハロン１９～２１秒ペースのキャンター1600ｍを消化しています。
◇澤担当のコメント 「進めていく中でも馬は落ち着いてくれており、歩様の乱れもなく順調に推移。雨が降った後の馬場回復も早かったですし、順調に立ち上げることができています。この暑さですから、どの馬も大変そうですが、その中にあって本馬は比較的元気なほうだと思います」
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今週はもう『爪』という言葉が出ませんでしたから、ようやく完治したと考えて良さそうです。
乗り始めてからの流れも悪くなく、暑さへの対応も比較的良い方とのことなので、さすがに豊栄特別（7/30新潟・芝1600ｍ）には間に合わないものの、新潟開催のうちに出走させる方向で調整されることになるのでしょう。
候補としては、新発田城特別（8/13・芝1400ｍ）か五頭連峰特別（8/28・芝1600ｍ）かといったところでしょうが、レースを積極的に使っていくのが鈴木慎厩舎のスタイルだとすれば、新発田城特別を叩いて中一週で五頭連峰特別へ、といった作戦も考えられそうです。。人も馬も暑い中大変でしょうが、夏の間に復活のキッカケが掴めたら最高です。
【2022/3/27中山8R 4歳以上2勝C（芝1800ｍ）でのカイザーノヴァ：公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースで軽いキャンター2000ｍ、坂路でハロン１７～２２秒ペースのキャンター１本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「この暑さの中ですから、すぐに元気一杯とはいかないのかもしれませんが、流れとしては夏負け気味の感じが回復傾向にあると判断してよいでしょう。このまま何とか猛暑を乗り越えてほしいですよね。基本的には大人しい馬。手入れの際などに脚を触っていると、束ねている私の後ろ髪をいつも鼻先でモシャモシャと触ってきます」
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このところ、夏バテと暑さ対策の話題が中心になってしまっていますが、一応、「夏負け気味の感じが回復傾向にある」とのことですし、プライムライン自身は、ある程度猛暑に適応しつつあるのかもしれません。
まあ、『（体調管理に気をつけながら）馬体が緩まない程度のトレーニングを継続しつつ秋までお休み』との方針がハッキリしていますので、現時点では「回復傾向」であればそれで充分です。小泉厩舎長の後頭部をモシャモシャするのもご愛嬌ですし、リラックスしつつ休みを満喫していると思えば、むしろ何事もないのが良い知らせですからね(^^)
【2022/5/1阪神7R 4歳以上1勝C（ダ1400ｍ）でのプライムライン：公式HPより】
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