あけましておめでとうございます。
旧年中は拙ブログにお付き合い頂き誠にありがとうございました。本年も(変わり映えのしない内容ながら)地道に更新を続けていく所存ですので、引き続きご高覧頂ければ幸いです。
思えば一年前には、「いよいよオリンピックイヤーの始まり、でも競馬の方が好き!」みたいなことをお気楽に書いていたのですが、あの頃は新型コロナなど対岸のさらに向こう側の火事だったわけです。
それが数ヶ月後には政府の緊急事態宣言発出など、史上まれに見る災いとなって日々の生活にも大きな影響をもたらしました。しかも、昨年秋からの第3波と言われる感染拡大は収束の気配を見せず、相変わらず人々の気持ちに暗い影を落とし続けていると言って良いでしょう。
ただ、厳しい状況だからと言ってヘコタレてしまっては、益々気持ちが落ちて不安、不満、疑心暗鬼の連鎖にハマってしまうかもしれず、そういう事態だけは何としても避けたいところです。
そんな中、昨年、コロナ禍でも売上好調だった競馬は(観客数の制限はあるにせよ)今年も中央・地方ともにフル開催となるでしょう。競馬にはリモートでも楽しめる娯楽、スポーツイベントとしての魅力がありますし、もちろんギャンブルの楽しさ厳しさも存分に味わえます。そして何よりサラブレッドの美しさ、ひた向きに駆ける姿には心打たれるものがあり…。
こういう時期だからこそ、私は競馬、サラブレッドを一段も二段も深く感じられる『一口馬主』という趣味を大切に、思い切り楽しんでいこうと思います。(もちろん、広尾TC一本で!( ・`ー・')キリッ)
新年早々つまらん話になってしまいましたが、今年もブログに書く内容は思いつき、適当な感想などがほとんどになる予定です(^^ゞ いつも読んで頂いている方も通りすがりに覗いた方も、『このオヤジ適当なこと書いてやがるなぁ』で結構ですので、なるべく温かい目で見守って頂ければと思いますm(_ _)m
スポーツ報知『5打差逆転を狙った松山英樹は78で17位、石川遼は51位、今平周吾61位、怪物・デシャンボーがメジャー初優勝 全米オープン最終R』
◇米男子プロゴルフツアーメジャー第2戦 全米オープン
5打差4位から逆転でのメジャー初制覇を狙った日米通算13勝の松山英樹(28)=LEXUS=は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算8オーバーの17位で終えた。最終組の1つ前で、10年全英オープン覇者のルイ・ウェストへーゼン(37)=南アフリカ=と同組でティーオフ。松山は序盤でサバイバルマッチから脱落し、逆転優勝は厳しくなった。
風もあり、前日まで好調だったティーショットを曲げた。出だしの1番パー4は左の深いラフに入れ、3オン3パットのダブルボギー発進。2番パー4も左ラフ、3番パー3もグリーン左ラフ、4番パー4も左ラフで3連続ボギー。いきなり4ホールで5つスコアを落として、首位の背中が一気に遠のいた。6番パー4で4・5メートルを沈めて初バーディーを奪うも、その後3ボギーを喫した。
2打差2位で出たブライソン・デシャンボー(27)=米国=が1イーグル、2バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。今年、肉体改造で飛距離を一気に増した“怪物”は、この日唯一のアンダーパーをたたき出して通算6アンダーで、最終日逆転で初のメジャー優勝を果たした。単独首位で出た初出場のマシュー・ウルフ(21)=米国=が6打差の2位。
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久しぶりに男子プロゴルフの試合をじっくり見たのですが、なんか、もう、私が理解しているゴルフとは完全に別のスポーツ過ぎて笑えてきますね(^^;)
優勝したデシャンボー選手は185cm100kg超の体格で、上背はそれほどではないものの、シルエットは陸上競技のハンマー投げ選手を思わせるもの。丸太ん棒のような腕をまっすぐに伸ばしてドライバーを振り回し、ギューンと飛ばしてキャリーは楽々300ヤード以上。しかも、どの選手も300ヤードは平気で飛ばすというのですからやってられません。
大体、514ヤードのパー4とか304ヤードのパー3とか、スゴイとか感心するとかそういう次元を超えていますから…。コレはアレですね、いずれ飛距離を抑えるレギュレーションを考えないと、プロツアー開催コースはごく限られた『土地の余った国のコース』だけになってしまうでしょうねぇ。
最近、国内のツアーでは男子より女子が上位の存在になっていますが、あまりにも現実離れした男子の飛距離がその一因なのではと思えたりします。すごいなぁと感心するのは楽しい反面、あまりにもスゴ過ぎて白けてしまうこともありますので。。いや、これはあくまで個人的な感想で、本当は女子の方が華やかでフレンドリーだからというのが理由かもしれませんけれど(^^ゞ
ということで、期待の松山選手がアッという間に優勝争いから脱落してしまった所為で、深夜に余計なことを考えながら観戦せざるを得なかった私なのでしたm(_ _)m
NHK 北海道 NEWS WEB 『札幌 狸小路のラーメン店で火事』
警察などによりますと、15日午前11時すぎ、札幌市中央区の狸小路商店街にある飲食店が入ったビルから煙が出ているとの通報がありました。警察によりますと、火は1階にあるラーメン店から出たということで、さらに店内にいた従業員1人が軽いけがをしているとの情報もあるということです。
現場は飲食店や商店が建ち並ぶ狸小路商店街のアーケード内で、現在、消防が消火活動に当たっています。現場近くでは煙が立ちこめていて、NHKがテレビ塔に設置したカメラの映像では、正午前の時点で大量の白い煙が上がっている様子が確認できました。
現場近くにいた20代の男性は「最初は白い煙だったが、そのあと黒くなって焦げ臭くなった」と話していました。
【路面電車の運行に一時影響】
この火事の影響で、路面電車は午前11時すぎから午後2時すぎまで「西4丁目停留場」と「すすきの停留場」の間の運行を停止して、折り返し運転を行いました。
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驚きました。最初は『よくある火事のニュース』かと思ったのですが、なんと私もお邪魔をしたことがある炎神さんが火事になってしまったとは…。
話によると『ラードに燃え移った火を消そうと水をかけたら燃え広がった』とのことで、火を見て気が動転してしまうと、(頭では理解していても)とっさに一番やってはいけない事をやってしまうのかもしれません。(お店の方、火傷が軽傷だと良いのですが…)
にしても、あの場所での火事はちょっと怖いですね。隣はホテルだし、そもそもアーケード内の出来事だし…。今後のことは分かりませんが、炎神さんの炎を使った派手な調理法も、もしかしたら見直されることになるかもです。まあ、美味しいラーメンも大事ですが、安心安全は何物にも代えがたいですからねぇ。。
炎神さんのラーメンを確認したい方はコチラから→*見学会中止&台風接近中でしたが… @lavi&炎神・北海道 *2018募集馬展示会報告・うまいものラーメン編
『ついに来た』という印象ですが、本日中には政府が新型コロナウイルス感染拡大についての緊急事態宣言を発令する見込みとなりました。すでに、外出自粛要請などの感染拡大防止策は自治体ごとに行われているわけですが、政府の緊急事態宣言となると、今までの自治体個別の要請とは違う、緊急事態法に基づく要請・指示が出ることになりますね。
具体的には(例えば私の住む東京に関しては)、小池都知事から非常事態宣言発令を受ける形で新たな要請・指示が出るわけですが、すでに知事からは「何よりまず外出しないことに尽きる。感染が抑えられるかどうかは宣言後の都民の行動にかかっている」との発言もあり、都民に対して一層の外出自粛を求める内容になるでしょう。
こうした流れの中で、個人的には現在無観客で行われている中央競馬開催の今後が非常に気になっています。中山競馬場のある千葉県、阪神競馬場のある兵庫県も非常事態宣言区域に入っていますから、果たしてこれまで同様に『無観客での開催』を続けられるのかどうか…。3密の要素を徹底的に排除すればやってやれないことはないでしょうが、JRAが政府の非常事態宣言を重く受け止める意思表示として、対象区域・対象期間内の開催を中止とする可能性はかなりあると覚悟をしています。(その場合、ディメンシオンの阪神牝馬S出走は幻に…。あるいは、宣言区域外で代替開始のウルトラCがある??)
いずれにしても、まずは新型コロナウイルス感染拡大を阻止することが第一です。そりゃあ、この状況では気分も晴れないですし、文句や愚痴のひとつも言いたいところではありますが、それはやるべきことを愚直に、そして冷静に実行したうえでの話でしょう。私も(昼夜に関わらず)もう一度、今後の自分自身の行動予定についてしっかり見直したいと思います。
■緊急事態宣言 7日にも宣言へ 7都府県1か月程度で 安倍首相
■緊急事態宣言「宣言後の都民の行動にかかっている」小池都知事

あけましておめでとうございます。
旧年中は拙ブログをご覧頂き、時には丁寧なコメントを頂くなど、一方ならぬご厚情を頂き誠にありがとうございました。
本年も引き続き好き勝手なことを書いていくつもりですので、お付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
いよいよオリンピックイヤーの2020年が始まりました。
が、個人的にはオリンピックよりも競馬が好きでありまして…
いや、確かにオリンピックをめざしてひたむきに努力をするアスリートは格好が良いし、普通に応援したいと思うのですが、疾駆するサラブレッドの美しさに比べたら、そりゃあ脚元にも及ばないワケでして、私にとっては。。
なので、オリンピックはオリンピックで応援するとして、あくまでも馬優先の一年は変わらないと思います(^^ゞ
ちなみに昨年の目標は、
『新しい自分のために、今日一日を大切に!』、でした。
何となく説教臭いですし、一瞬、何のこっちゃ?と思われそうな目標なので、今ひとつではありましたが(^_^;)
いやまあ内容は別にしまして、一日一日を大切に出来たかどうか、それが重要なわけですから…
そう考えた時、本当に一日一日を全力で生きられたとは全然言えないよなぁと。。
そもそも、自分のためを強調し過ぎるのは、却ってわざとらしくて共感を呼ばないかもと。。
そこで、今年はもう少し謙虚に、出来る範囲で世のため人のためになるような、“良い人”をめざしてみようかと考えました。
今さらかよ!とのツッコミは覚悟の上で、今年の目標はこんな感じです。
『一善めざして、今日一日を着実に!』
うーん。。 何だか毎年劣化している気がしないでもないですが、今年はこれでいこうと思います。
少しだけ補足説明をさせて頂くと、世のため人のために何かできること、それはいきなり大きいことでなくても良くて、とにかく自然体で、背伸びをせず着実に一日一善を継続することが大切なのではと…
日々を大切に過ごすことが自然に世のため人のためになるような、そんな大人をめざすつもりで書いてみました。
意外に達成するのは難しい気もしていますが、とにかく今年も、昨年同様に温かく見守って頂ければと思いますm(_ _)m

南アフリカ 32-12 イングランド
44日間にわたって開催されたラグビーワールドカップが閉幕しました。
優勝は準々決勝で日本代表を破った南アフリカ代表チーム。
準決勝で“本命”ニュージーランド代表を破ったイングランド代表をノートライに抑える見事な優勝でした。
南アフリカの優勝は12年ぶり3回目、優勝3回はニュージーランドと並んで最多タイだそうですが、オーストラリアも含めて南半球のチームは本当にフィジカルが強く、前に出る圧力がスゴイですねぇ。
何故そうなのかは良くわかりませんが、次のフランス大会でも南半球のチームが優勝しちゃうのかもしれませんね。。
ちなみに今回のワールドカップ、日本代表は南アフリカのみに敗れた4勝1敗で大会を終えています。
『これで実質2位確定!』みたいなネタ話はさて置いて、ワールドカップのホスト国として恥ずかしくない戦いをしてくれたのは間違いないですし、その日本代表を破った南アフリカが優勝してくれたのは、大会の有終を飾る素晴らしい結果だったと思います。
一方、前回大会でヘッドコーチを務めてくれたエディーさん率いるイングランドチーム。
ニュージーランドに勝った準決勝の戦いぶりが素晴らしく、決勝でもイングランド有利を予想する人が多かったと思います。
個人的には日本に勝った南アフリカを応援していたのですが、何にしても、世界的スポーツイベントの決勝戦がしっかり盛り上がったのは本当に良かったですし、参加各国の選手が日本大会を楽しんでくれたようでホッとしています。(別に私は何もしていませんが(^^;))
しかしアレですね、サッカーもそうですが4年に一度のワールドカップというのはイイですね。
日本では4年に一度と言うとオリンピックが一番になりますが、個人的にはオリンピックよりもワールドカップです。
4年に一度、『その競技の真の世界一を決める大会こそがプレイヤーにとって最高の大会』という方がわかりやすいし、わかりやすい分、みんなで自国チームを応援するなど盛り上がり方もシンプルですよね。
もちろん、オリンピックも悪くはないですが、どうも商業主義や各種の政治的思惑が絡みすぎていますから、イベントとしては面白くても、プレイヤーにとっての最終ゴールがオリンピックというのは少し違うような気もします。
まあ、実施種目一つとっても『何だかなぁ…』みたいなこともありますしね(^^ゞ
あ、余計なことを書いてしまいました。m(_ _)m
今回のラグビーW杯の盛り上がりを見てしまうと、いずれ日本でサッカーのワールドカップをやってみたいなぁと…
サッカーについては○○が××したワールドカップが日本でも開催されたことはありますが、あれはあくまでも△△ですから、まずはロシア大会で日本代表にしっかり結果を出してもらって、将来のワールドカップ招致に弾みをつけて欲しいです。
いやホント、オリンピックをやるよりも、ずっと面白くて盛り上がると思うんですけどねぇ。。
…と、どんどん余計でめんどくさい話になりそうなので、この辺で本当にやめにしたいと思います(^^ゞm(_ _)m

■AFP BB NEWS 『日本が4トライでサモア撃破、初の8強へ貴重なBP ラグビーW杯』
【10月5日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は5日、プールAの試合が行われ、日本は38-19でサモアを下して3連勝を飾り、初の決勝トーナメント進出へ前進した。
日本はラファエレティモシー(Timothy Lafaele)、姫野和樹(Kazuki Himeno)、福岡堅樹(Kenki Fukuoka)がトライを決めると、終了間際には松島幸太朗(Kotaro Matsushima)にもトライが生まれ、貴重なボーナスポイントを獲得した。(c)AFP
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いやぁ、やるもんですねぇ(^O^)
やはりサモアも強かったので、試合終盤まで、4トライによるボーナスポイント獲得は難しいと思っていました。
それが80分を過ぎてからのラストプレーで見事なトライ。。
モール、スクラムで押し込んだフォワードは素晴らしかったし、松島選手の決め手もさすがの切れ味でした。
前半1トライ、後半3トライは計算通りかもしれませんが、それにしても、最後のふたつは残り10分から奪ったものですからね。
アイルランド戦の逆転劇もすごかったですが、今日の試合も見ていて力が入る内容でした(^^;)
これで日本は開幕3連勝。
ランキング上位のアイルランドに勝ち、ロシア、サモアからは4トライずつを奪って勝ち点14とし、プールAの首位となりました。
あとは前回大会で苦杯をなめた因縁のスコットランド戦を残すのみ。。 大会が始まる前は、まさかこの状態(3連勝で首位)で挑めるとは思ってもいませんでしたが、今、我々の目の前で起きていることは紛れもない現実なんですよねぇ…
スコットランドに勝つのは相変わらず高いハードルではありますが、ここまで来たら勝って4戦全勝とし、プールA首位のままでベスト8に進みたいです。(オールブラックスとやるのは決勝戦でイイでしょう(^^;))

■AFP BB NEWS 『日本が世界2位のアイルランドから大金星、ラグビーW杯』
【9月28日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は28日、プールAの試合が行われ、日本は福岡堅樹(Kenki Fukuoka)が決勝トライを決め、19-12で世界ランク2位のアイルランドから大金星を挙げた。これで日本は、準々決勝進出に大きく前進した。
途中出場の福岡は後半18分に勝利を決定付ける一撃を見舞い、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)は息をのむ番狂わせを果たした。前回イングランド大会(Rugby World Cup 2015)での南アフリカ戦で「ブライトン(Brighton)の奇跡」を起こした日本は、そこに「静岡の衝撃」も加えた。
チームの初戦でスコットランドを27-3で下したアイルランドは、前半序盤にギャリー・リングローズ(Garry Ringrose)とロブ・カーニー(Rob Kearney)がトライを決め、試合の主導権を握ったかにみえた。
しかし、アイルランドが勢いを失うと、小笠山総合運動公園エコパスタジアム(Ogasayama Sports Park Ecopa Stadium)に詰め掛けたファン4万7000人の歓声に後押しを受け、日本は盛り返した。
福岡が見事なチームワークからのトライを決めると日本はそのまま点差を守り切り、アイルランドの選手は信じられない様子でピッチの上に座り込んだ。(c)AFP
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アイルランドに勝っちまった。。すげぇ(°◇°;)
前回大会の南アフリカ戦もすごかったですが、今日の試合も素晴らしかったです。
前半にトライを重ねられた時は、「やっぱり足りないのか…」と思いましたが、そこからの粘りはすごかったですし、何よりフィフティーン全員が勝利を信じて愚直に闘う、その姿勢が全くブレませんでした。
前半終盤からは、攻めていても守っていてもアイルランドが怖いと感じませんでしたし、むしろ、ずっと日本ペースだったと思います。
後半に入ってからは、体力面でも完全に日本が上回っており、4年前の南アフリカ戦のような『番狂わせ感』はなく、地力で世界ランキング2位のアイルランドを抑え込んだように感じました。
これでロシア戦に続いてアイルランドに勝ち、W杯開幕から2連勝。
次のサモア戦に勝って3連勝を飾ることができれば、因縁のスコットランド戦にいい形で挑むことができます。
ただしラグビーにおけるTier1各国はいずれも日本にとって格上の相手。。 アイルランドに勝ったからスコットランドに勝てるというものではないですし、その前のサモアだって間違いなくかなりの強敵です。
それでも今回の日本代表は、(今日の試合内容を見ても)素晴らしい準備をしてこの大会に臨んでいるのは間違いなく、初のベスト8、さらにその上をめざすことができるチームだと思います。 頑張れ日本!!!

囲碁の第28期竜星戦決勝が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、一力遼竜星(22)が上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)に白番中押し勝ちし連覇、通算3期目の竜星位を獲得した。上野女流棋聖は、全棋士が参加できる一般棋戦で女流棋士初の4強入りを果たすなど快進撃を続けてきたが、優勝はならなかった。
タイトル獲得が9期になった一力竜星は「投了寸前までいったので、勝てたのは運が良かった」と安堵(あんど)した様子。一方、敗れた上野女流棋聖は「ここまでこれたのが、だいぶ奇跡のよう」と話しながら「(終盤に)間違えちゃいました」と苦笑いした。
プロ4年目の上野女流棋聖は今期の竜星戦で16人による決勝トーナメントに進出すると、1回戦でタイトル獲得15期の高尾紳路九段(42)を、2回戦では七大タイトル保持者の村川大介十段(28)を撃破。さらに14日の準決勝では、10月開幕の天元戦五番勝負への挑戦を決めている許家元(きょ・かげん)八段(21)に勝利するなど、並み居る強豪を倒してきた。
10月開幕の女流本因坊戦五番勝負で対局する、女流四冠の藤沢里菜女流名人(21)は「プロになる前から強かったが、“ハンマーを振り回すような”と言われる戦う棋風にバランスも加わり、今期の竜星戦は上野さんらしさが出ていた」と分析。「女流棋士でも一般棋戦の壁を破ってくれた。刺激になる」と後輩の活躍をたたえた。
上野女流棋聖は平成13年、東京都出身。28年にプロになると、30年の第21期女流棋聖戦三番勝負で謝依旻女流棋聖(当時)を破り、16歳3カ月で女流棋聖を獲得。今年1月には藤沢女流名人を破り初防衛を果たしている。
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タイトルには「歴史的快挙ならず!」と書きましたが、全棋士が参加できる一般棋戦で女流棋士が4強に入った時点で史上初。 つまり、歴史的快挙はすでに達成していたとも言えますからね。
とにかく、囲碁ド素人の私が注目して生放送を見てしまうほど、上野女流棋聖の快進撃は素晴らしいものでした。
何しろ、決勝トーナメントで撃破してきた顔触れが、高尾紳路九段、村川大介十段、許家元八段という錚々たる強豪たち。(高尾紳路九段は、なんと『競馬場の達人』に出演したこともあるので…)
決勝戦テレビ解説の王銘琬九段が、(王銘琬九段らしい表現で)「私はこの3人に勝てない自信があります」と仰っていたのには笑ってしまいましたが、まあ、99%は本音だろうと思います(^^;)
しかも、決勝戦で今一番乗っていて、井山四冠の後継一番手と言われる一力竜聖を追い詰めた碁の内容がスゴイなぁと。
何と言いますか、常識にとらわれない発想と言うのでしょうか、妙にバランスをとったり恐れたりせずに、常に相手のスキを探していて、少しでもそれがあれば勝負を仕掛けていくという、そういう攻撃的な個性が良く発揮されていたと思います。
私は難しい事は分からないのですが、まさか死ぬとは思えないような一力竜聖の大石をあと一歩のところまで追い詰めるとは(実際、完全に死に体だったと思いますけど)、これはテレビを見ていても面白いし、プロとして客を呼べる碁だと感じました。
女流囲碁界は上野愛咲美女流棋聖、藤沢里菜女流名人の2強時代に突入しそうですが、現在無冠の謝依旻6段も黙ってはいないでしょうし、これからどんどん若手も出てきて非常に面白くなるでしょう。
そして、今日の上野女流棋聖の姿を見ていると、いずれ女流棋士が7大タイトルに挑戦する日が来るのかもと…
以前では考えられなかった事ですが、これも、ネット碁やAIの普及がもたらした革命なんでしょうねぇ。

<米女子ゴルフ:AIG全英女子オープン>◇最終日◇4日◇英ミルトンキーンズ・ウォバーンGC(6756ヤード、パー72)◇賞金総額450万ドル(約4億9500万円)優勝賞金67万5000ドル(約7400万円)
黄金世代の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、大激戦を制し、日本勢では男女を通じ42年ぶりのメジャー優勝の快挙を達成した。日本勢では男女を通じ、77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来2人目のメジャー優勝。2度目の挑戦で昨夏のプロテストに合格してから、ちょうど1年。「笑顔のシンデレラ」が、ついに、世界の頂点に立った
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優勝しちゃいました\(^O^)/
いやぁ、驚きました。
何ですかね、優勝がかかった18番のバーディパット。。
普通の感覚ではあんなに強く打てない… ハズなのですが、あの場面で「ここで決めるか、3パットか」と考えたとは…
正直、パットの強弱だけで言えば素人のノーカンと大差ないレベルでしたから(^^;)
勢いで勝ったとか、怖いもの知らずとか、そういう事を言うのは簡単ですが、何しろ日本人42年ぶりですからねぇ…
この勝利で世界から注目されるのはもちろん、日本に帰ってきたら追いかけ回されて大変だと思いますが、彼女ならそんな事も気にせずマイペースで乗り越えてくれるかもしれません。
いやぁ、しかし本当に、あの場面で緊張しないってのは、どういう神経なんでしょうねぇ(^^)

最終ラウンド、18番バーディーパットを沈めメジャー優勝を飾った渋野(ロイター)
