「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

グローバリゼーションと中国事情。

2012-10-31 08:12:44 | Weblog
 表題のテーマで昨日講演を聞きました。長年中国で企業進出した市内企業の会長からでしたが、経験してきた細かな話や最近の中国事情について詳しく講演いただきました。詳細は割愛しますが、最近の中国と日本の緊張関係については、中国が日本に関わらず隣国との領土拡張に踏み出している事例を紹介され、そのためにデモ行進を行う。その背景はアメリカとの緊張関係であるとの解説でした。現に、中国がアメリカ国債を1兆2千億ドル買収しており、「軍備増強を減らせ」と勧告しているとの話です。アメリカは、当然、極東軍備を増強したくなる、その結果が沖縄普天間基地へのオスプレイとなる訳だとの解釈でした。
 確かに日本は、日米安保の関係で沖縄をはじめ、米軍基地を有している訳ですが、言わばアメリカと中国との緊張関係の狭間に立たされている状況といえます。本当に厄介な状況と思いますし、この問題と日米の基地返還問題が絡み合い、膠着状態に陥っていると言えるのではないでしょうか?
 このままだと日中間の経済交流にも支障が出るのか質問すると、中国は経済交流は封鎖しないとのことでした。中国の優秀な人材は、全世界に派遣され、語学力を強化し、あらゆる国とのパイプ役になっているとのことです。したたかな対応により、いろいろなチャンネルから経済交流を作る努力をしているとのことでした。日本は、平和ボケしているとの指摘もありましたが、同時にグローバリゼーションに乗るためには、国際競争力に勝つこと、そのためにも勝てる人材を作らなければならないと強調されていました。私もそうですが、日本人の語学力不足は否めない状況です。せめて、英語くらいは普通に会話できないと話にならないと指摘されました。
 つかの間の講演でしたが、とても参考になりました。今の政権に対する評価は正直低かったのですが、野田総理の采配に関しては言及はされなかったものの、一定の評価をしていたようです。もっと大局的に学習し、冷静に行動することも必要と感じました。


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