まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

鼻が尻

2016-02-04 14:23:30 | 人間文化論


またまた気色の悪い写真で申しわけありません。

私、鼻の先が割れているんですよ。

この写真でわかるでしょうか?

写真だと角度とか光加減とかでわかる場合とわからない場合がありますが、

触ってみるとくっきりはっきりわかります。

鼻柱だけでなく鼻尖までしっかり割れています。

小学校の頃はよく 「小野原は鼻に尻がある~」 とか言ってからかわれていて、

自分だけなんで鼻が割れているんだろうと、けっこう気に病んだりしてました。

しかし、中学校だか高校の頃に、当時の世界的2枚目スター、アラン・ドロンの映画を見に行ったら、

彼の鼻が割れているのを見つけて驚喜した覚えがあります。

アラン・ドロンってみんな知らないだろうなあ。

ぼくが子どもの頃はとにかく美男子の代名詞で、アラン・ドロンの次が思い浮かばないくらい、

ハンサムと言えばアラン・ドロン、アラン・ドロンと言えばハンサムみたいな別格的存在でした。

『太陽がいっぱい』『冒険者たち』『地下室のメロディ』 といったところが代表作でしょうか。

ぼくが実際に見たのはもうちょっと後の時代の 『ボルサリーノ』 とか 『フリック・ストーリー』 でしたが、

中でも 『アラン・ドロンのゾロ』 は大のお気に入りで、

今でも私のなかで冒険活劇映画としては不動のベストワンを占めています。

その絶世の美男子であるアラン・ドロンがですよ、鼻が割れているんですよ。

やはり写真だとわかりにくいので、いくつかアップの写真をピックアップしてみました。







いかがでしょう?

おわかりいただけたでしょうか?

ちょっと割れてるのが見て取れるでしょう?

写真でこれくらいってことは相当割れてると思います。

ぼくも何かの映画のアップシーンで初めて気づいたんだよなあ。

これを見つけたときは嬉しかったですねえ。

自分のコンプレックスだったところがアラン・ドロンとの共通点だったんですから。

それ以後は誰かに何か言われるたびに 「これはアラン・ドロンとおそろいなんだぜ」 と言ってました。

むしろ、「あれ? 君たちは割れてないの? かわいそうに」 ぐらいな、選ばれし者気分です。

こうして自分のコンプレックスに別れを告げることができたのでした。

ですので、自分の鼻が割れてることなんてもうすっかり意識しなくなっていたのです。

ついこの間までは…。

ところが昨年末、ドラマ 『下町ロケット』 を見ていてこの問題を思い出してしまいました。

あのドラマ、けっこう芸人さんが出ていましたね。

名キャストもあればミスキャストもあっていろいろでしたが、とにかくたくさん出ていました。

そのなかでキングオブコメディのうちのお1人も出演していましたね。



このなかの右側の方です。

どちらのお名前も存じ上げませんでしたが、今野浩喜さんだそうです。

(左側の人は高橋健一さんという方で、あのドラマ終了後、この方もコンビも終了してしまいました。)

今野さん、特徴的な顔をしていらっしゃいますね。

この写真でははっきりわかりませんが、ドラマに出ていたときの写真を見てみましょう。





おおっ、みごとに割れていますね。

角度とか光加減とか関係なく、くっきりはっきり割れていますね。

おめでとう、あなたも我々選ばれし者の一員です。

いや、一員どころか堂々 「キングオブ鼻割れ」 の称号を授与してもいいくらいです。

うーん、それにしても…。

今にしてやっと理解できました。

あの頃みんながぼくを見て 「鼻が尻」 と言いたくなった、その気持ちが。

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