欧米語はそもそも日本語とは発音体系がちがうので、
欧米語を外来語として日本語の中に取り入れるときに、
どのようなカタカナをあてるかに関して一通りの正解があるわけではありません。
例えば、shake は最近では 「シェイク」 とするのが一般的になっていますが、
私の子どもの頃は 「セーキ」 という日本語に変換されていて、
「ミルクセーキ」 というのは子どもにとってのごちそうでした。
shake がセーキなんてありえないと思いますか?
でも皆さんだって、cake を 「ケーキ」 と呼んでいませんか。
ちゃんと原音に近づけて 「ケイクください」 と言ったりはしていませんよね。
ともあれ、シェイクとセーキ、ケイクとケーキは、
同じ単語に別のカタカナをあてているにすぎないわけです。
しかし、私たち日本人にとってはカタカナが違ってしまうと、
まったく別の単語に思えてしまいますので、
カタカナで聞いていたときには別の単語と思っていたものが原語は一緒だったんだと気づくと、
なんだかミョーに 「おお!」 と感動してしまったりするわけです。
例えば幼稚園の頃に砂場で使っていたシャベルってかわいいイメージがありますね。
それに比べて工事現場で使われているパワーショベルってものすごく力強いイメージがあって、
カタカナもちがいますし、なんだか別物と思っているのですが、
どちらも shovel ですから元はといえば同じ言葉なわけです。
そのことに気づくとちょっとうれしくなります。
「ショベル」 は 「シャベル」 なのかあ、と。
私の世代の人間には、「マネキン」 と 「マヌカン」 が同じだったというのも、
大いなる発見だったのではないでしょうか。
私たちにとってはマネキン人形のほうが太古の昔から存在していましたが、
言語としては mannequin という語は、
商品の服を着て売る売り子やファッションモデルのことを指していたようです。
この単語の場合は元がフランス語で、そちらの発音は 「マヌカン」 に近く、
それが英語になったときに 「マネキン」 に近い発音になったという事情も絡んでいるようですが、
その2つが同じ単語だったというのはやはり 「おお!」 です。
これらとはちょっとパターンが違うかもしれませんが、
私が個人的に大発見だと思ったのは 「ネックレス」 です。
ネックレスはネックレスとして外来語として定着してしまっていますから、
これの原語は何なんだろうと不思議に思う人はそんなにいないかもしれません。
ちょっと英語のことを知っている人ならば、
neckless (首なし) であるはずはないよなあということくらいはわかるはずですが、
しかし、みんなそれ以上辞書を引いてみたりしているでしょうか。
引いてみれば、necklace であることはすぐにわかるはずなのです。
つまり、neck (首) のまわりに付ける lace (レース) が、
「ネックレース」、すなわち 「ネックレス」 になるわけです。
「レス」 では何のことかわかりませんが、「レース」 と言われれば、
刺繍飾りのことだとピンときますね。
他にも、「ミシン」 は 「マシーン machine」 である、というのは有名ですし、
こんなふうに日本語に別の言葉として定着してしまっているのに、
元をただすと同じ単語だったという言葉を発見すると、
なんだか、やった!勝った!という気分になれたりしませんか?
そんなことで喜んでいられるのは私だけなんでしょうか。
欧米語を外来語として日本語の中に取り入れるときに、
どのようなカタカナをあてるかに関して一通りの正解があるわけではありません。
例えば、shake は最近では 「シェイク」 とするのが一般的になっていますが、
私の子どもの頃は 「セーキ」 という日本語に変換されていて、
「ミルクセーキ」 というのは子どもにとってのごちそうでした。
shake がセーキなんてありえないと思いますか?
でも皆さんだって、cake を 「ケーキ」 と呼んでいませんか。
ちゃんと原音に近づけて 「ケイクください」 と言ったりはしていませんよね。
ともあれ、シェイクとセーキ、ケイクとケーキは、
同じ単語に別のカタカナをあてているにすぎないわけです。
しかし、私たち日本人にとってはカタカナが違ってしまうと、
まったく別の単語に思えてしまいますので、
カタカナで聞いていたときには別の単語と思っていたものが原語は一緒だったんだと気づくと、
なんだかミョーに 「おお!」 と感動してしまったりするわけです。
例えば幼稚園の頃に砂場で使っていたシャベルってかわいいイメージがありますね。
それに比べて工事現場で使われているパワーショベルってものすごく力強いイメージがあって、
カタカナもちがいますし、なんだか別物と思っているのですが、
どちらも shovel ですから元はといえば同じ言葉なわけです。
そのことに気づくとちょっとうれしくなります。
「ショベル」 は 「シャベル」 なのかあ、と。
私の世代の人間には、「マネキン」 と 「マヌカン」 が同じだったというのも、
大いなる発見だったのではないでしょうか。
私たちにとってはマネキン人形のほうが太古の昔から存在していましたが、
言語としては mannequin という語は、
商品の服を着て売る売り子やファッションモデルのことを指していたようです。
この単語の場合は元がフランス語で、そちらの発音は 「マヌカン」 に近く、
それが英語になったときに 「マネキン」 に近い発音になったという事情も絡んでいるようですが、
その2つが同じ単語だったというのはやはり 「おお!」 です。
これらとはちょっとパターンが違うかもしれませんが、
私が個人的に大発見だと思ったのは 「ネックレス」 です。
ネックレスはネックレスとして外来語として定着してしまっていますから、
これの原語は何なんだろうと不思議に思う人はそんなにいないかもしれません。
ちょっと英語のことを知っている人ならば、
neckless (首なし) であるはずはないよなあということくらいはわかるはずですが、
しかし、みんなそれ以上辞書を引いてみたりしているでしょうか。
引いてみれば、necklace であることはすぐにわかるはずなのです。
つまり、neck (首) のまわりに付ける lace (レース) が、
「ネックレース」、すなわち 「ネックレス」 になるわけです。
「レス」 では何のことかわかりませんが、「レース」 と言われれば、
刺繍飾りのことだとピンときますね。
他にも、「ミシン」 は 「マシーン machine」 である、というのは有名ですし、
こんなふうに日本語に別の言葉として定着してしまっているのに、
元をただすと同じ単語だったという言葉を発見すると、
なんだか、やった!勝った!という気分になれたりしませんか?
そんなことで喜んでいられるのは私だけなんでしょうか。